パーソルプロセス&テクノロジーは2020年11月17日、Azure上で利用できるデータ分析基盤「Microsoft Power Platform」の使いこなしを支援するSIサービス「Microsoft Power Platform Solution」を発表した。Power Platformのトレーニング、ヘルプデスク、アプリの作成代行などを提供する。運用開始後は、体制に合わせたサポートやトレーニングを実施し、自走可能な水準まで支援する。
Power Platformは、Azure上で利用できるデータ分析基盤である。具体的には、ツールとしてPower Apps、Power Automate、Power BIを利用できる。データの収集、解析、予測までを、最小限のコーディングで実現できるとしている。
今回パーソルプロセス&テクノロジーは、ユーザー企業がPower Platformを使ってデータを分析したりデータ分析アプリケーションを開発したりすることを支援するSIサービスを用意した。教育やヘルプデスク、開発代行などを提供する。運用開始後もサポートやトレーニングを実施し、自走可能な水準まで支援する。
まず、コンサルティングサービスを提供する。パーソルP&Tのコンサルタントが、ユーザー企業の要望や課題をヒアリングし、解決策を提案する。価格(税別、以下同)は個別見積もりで、初期相談は無料である。
アプリケーションの開発も代行する。パーソルP&Tのベトナムオフィスに在籍するエンジニアがユーザー企業に代わってアプリケーションを開発する。価格は、個別見積もり。
サポート体制を選べる。手軽なチャットサポートと、具体的な課題を解決する対面でのサポートを用意している。技術的な疑問がある場合は、専用のTeamsチャットを介して、専門のオペレーターに質問できる。テクニカルサポート費用は、月額15万円(1カ月10時間)から。
スキル状況に合わせてトレーニングも実施する。「なにができるのか」といった仕組みの理解から、アプリケーション開発まで、複数のトレーニングコースを用意している。価格は、30万円からで、各コース8人まで。
サービスの実績の1つが、Power Appsで開発した体調アンケートシステムである。受験者の健康状態を登録し、結果を集計して評価するシステムを、3日間で構築した。受験者12万5000人の健康状態をシステム上で集計、管理し、受験可否を判定する。
別の事例では、製造業のユーザーに対して、プロジェクトの進捗管理とコスト管理ができるダッシュボードをPower BIで構築した(図1)。ユーザー企業自身でダッシュボードの作成・編集ができるまでにした。
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