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清水銀行、地銀/第二地銀向け基幹系共同センター「STELLA CUBE」を利用開始

2024年5月8日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

清水銀行(本店:静岡県静岡市)は2024年5月6日、NTTデータの地方銀行・第二地方銀行向け基幹系共同センター「STELLA CUBE」の利用を開始した。これでSTELLA CUBEの利用銀行数は11行になった。NTTデータが同年5月7日に発表した。

 「STELLA CUBE」は、NTTデータが同社の銀行業務アプリケーション「BeSTA(ベスタ)」を用いて構築した、地方銀行・第二地方銀行向けの共同利用型センターである。2011年10月から運営している。

 今回、静岡県静岡市に本店を置く地方銀行の清水銀行がSTELLA CUBEの利用を開始した。目的として、顧客の需要に合った商品・サービスをより迅速・安定的に提供すること、システム開発コストや運用負荷を減らすこと、システムの拡張性・接続性を高めて各種サービスとの連携を強化することを挙げる。

 STELLA CUBEの利用開始と合わせて、営業店における窓口業務などに利用する勘定系端末ソフトウェア「BeSTAlinc」を導入した。専用端末を使うことなく、ソフトウェアベースで端末機能を利用できる。

 また、提供中のインターネットバンキングサービス「AnserParaSOL」(個人向け)および「AnserBizSOL」(法人向け)において、STELLA CUBEとの親和性を生かし、顧客の需要に合ったサービスを提供するとしている。

 清水銀行の採用で、STELLA CUBEの利用銀行数は11行になった(表1)。運営元のNTTデータは、バンキングサービスを永続的に提供するため、レガシーマイグレーションツール「PITON(ピトン)」を活用した勘定系システムのオープン化や、バンキング専用クラウドサービス「統合バンキングクラウド」の適用を検討するなど、STELLA CUBEの付加価値を高めていく計画である(関連記事NTTデータ、勘定系専用基盤「統合バンキングクラウド」を開発へ、2028年1月に地銀共同センターに適用)。

表1:STELLA CUBEの参加行(2024年5月6日現在)
参加銀行(11行) サービス利用開始月
きらぼし銀行 2011年10月
但馬銀行 2012年5月
富山銀行 2012年5月
長野銀行 2012年5月
神奈川銀行 2012年7月
東北銀行 2012年7月
仙台銀行 2013年5月
きらやか銀行 2015年5月
福邦銀行 2019年1月
名古屋銀行 2021年1月
清水銀行 2024年5月
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