[調査・レポート]

破壊的テクノロジ、”スマートマシン”が到来する

2013年10月18日(金)田口 潤(IT Leaders編集部)

皆さんは、「スマートマシン」という言葉をご存じだろうか。自律的に行動し、学習を重ね、これまで人間しかできないと思われていた作業をこなす機械のことだ。遠い世界の出来事のように聞こえるかもしれないが、すでに現実のものとなりつつあるという。

CIOはまずWatsonを理解するべき

最後のタイプが、Doers(実行するもの)。つまりヒューマノイドだ。コーネル大学が開発しているそれはマイクロソフトのキネクトを搭載して人の動きを観察し、行動を予測する。

「例えば、ある人がテレビをオンにしたら、冷蔵庫に移動してビールを取り出す習慣があるとする。このロボットは数回、それを見たら、人がテレビをつけた段階でビールを取り出し、人に差し出すことを行う。産業用マシンでも、成熟度は低いが人と一緒に働くロボットが実用化されている」。

 このような具体例を話した上で、同氏は「スマートマシンには光と影がある」と語る。光は、機械やシステムがよりスマート、より高いパフォーマンスになっていくこと。影は「ドライバーや初級の知的ワーカーの大量失業があり得ることだ」。さらにこうしたスマート化が引き起こすイノベーションは、プライバシーやセキュリティとは相容れないとも言う。

 では冒頭にある「CIOは何をすべきなのか?」とは何か。「まずはスマートアドバイザーを、具体的にはWatsonを理解するべき」というのが答だ。スマートテクノロジーの普及はここから始まるし、そのインパクトは大きい(図3)。

図3:スマート・マシンの普及時期

「今日までに(ITによって)できたのは、相対的に小さな生産性向上だ。しかしスマートテクノロジーは、全く新しい生産性を生み出す。そしてこれは観客として楽しむゲームではない。ビジネスにしっかり入り込んでくる。人々に与える影響に配慮しながら、取り組まなくてはならない」。

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破壊的テクノロジ、”スマートマシン”が到来する [ 3/3 ] 皆さんは、「スマートマシン」という言葉をご存じだろうか。自律的に行動し、学習を重ね、これまで人間しかできないと思われていた作業をこなす機械のことだ。遠い世界の出来事のように聞こえるかもしれないが、すでに現実のものとなりつつあるという。

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