GenXは2026年10月13日、クラウド型のAI-OCRサービス「GenX AI OCR」の周辺サービスとして、OCRで読み取った結果を社内LAN上のSAP HANAデータベースに登録する仕組みを構築するサービスを発表した。インターネットと社内LANを仲介するサーバーなどを設置する。価格は個別見積もり。
GenXの「GenX AI OCR」は、クラウド型のOCRサービスである。AIを使っており、手書き文字や非定型帳票も読み取る。顧客リストや製品カタログなどをマスターデータとして事前に登録することで、固有名詞などを正確に認識する。基幹システムにそのまま入力できるように、データ変換機能も備える。読み取った結果は、CSV/Excelの形式でダウンロードできるほか、GenX AI OCRのAPIを使って外部の業務システムに渡せる。
今回、周辺サービスとして、OCRで読み取った結果を社内LAN上のSAP HANAデータベースに登録する仕組みを構築するサービス「GenX AI OCR for SAP HANA」を用意した。ユーザーのネットワーク構成に応じて、インターネットから社内LANへの接続方式を設計する(図1)。
図1:「GenX AI OCR」と「SAP HANA」の連携構成例(出典:GenX)拡大画像表示
典型的な構成では、プロキシ(代理)サーバーをインターネットと社内LANの両方につなぎ、インターネットからのアクセスを社内LANへと仲介する。VPN経由での接続や、接続元のIPアドレス制限といった要件にも応えられる。社内LAN側では、いったんデータ連携ツールがデータを受け取ったうえで、SAP HANAにデータを登録する。
背景には、受発注・会計・在庫といった企業の基幹データを扱うデータベース(SAP HANA)を社内LANで運用しながら、AI-OCRなどのデータ入力の前工程をクラウドサービスで担っているケースが多いという事情がある。クラウド上で生成したデータを社内データベースに自動で登録する需要がある。
なお、データ連携元はGenX AI OCRに限らない。他のクラウドサービスとSAP HANAとの連携にも応用できる。また、今後は、アクセス先となる社内LAN側サーバーの種類も増やす。例えば、医療機関のシステムなど、社外と直接つなげられない基幹システムとクラウドサービスをつなぐ導入支援を提供していく。
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