Dataiku Japanは2026年10月14日、AIエージェント管理サービス「Agent Management」を発表した。同年10月15日から提供する。AWSやMicrosoft、Salesforceなど複数のサービスで稼働するAIエージェントを自動で洗い出して一覧化し、稼働状況やコストなどを監視し、リスクを評価する。監視やリスク評価の結果に応じて、アラートを通知したり、ITサービス管理製品と連携したりできる。
Dataiku Japanの「Agent Management」は、社内で稼働するAIエージェントを洗い出して一覧化し、稼働状況やコストなどを監視し、リスクを評価するクラウドサービスである(図1)。単体で使える製品であり、Dataikuの他製品と併用する必要はない。
図1:AIエージェント管理サービス「Agent Management」の概要(出典:Dataiku Japan)拡大画像表示
AIエージェントの洗い出しは、AIエージェントを動かす各サービスのAPIに接続してログやテレメトリを取得する。自社開発やオンプレミスのAIエージェントは、OpenTelemetry(トレースやメトリクス、ログを共通の形式で出力する標準仕様)で接続して情報を取得する。
接続先となるAIエージェント基盤は、Google Vertex、AWS Bedrock、Microsoft Copilot Studio、Azure Foundry、Dataiku、Snowflake Cortex、Databricks Agents、Salesforce Agentforceである。
監視では、稼働状況、利用状況、コスト、ビジネス価値を追跡する。コストは、トークンの使用量とモデルから算出する。企業独自の計算式があれば適用する。サービス別、モデル別、エージェント別に集計でき、どこでコストがかさんでいるかを掘り下げられる。
ビジネス価値は、エージェントごとに設定したKPIで測る。デモでは、安全な作業指示だけを出すはずの工場向けエージェントを示した。ダウンタイムを防いだことによるコスト削減額は過去30日で2万ドルを示した。一方で、安全でない作業指示を出した割合は19%近くあり、クリティカルと判定する基準の10%を超えた。
リスク管理は、エージェントごとにリスクの影響の大きさと起こりやすさをスコア化し、リスクマトリックスで対処の優先順位を示す。リスクの種類別にも集計できる。危険度の高いエージェントにはアラートを通知でき、ITサービス管理製品とも連携できる。
背景には、現場が作ったAIエージェントがIT部門から見えなくなる「野良AI」の存在がある。「Excelマクロ、シャドーIT、RPAで繰り返した問題の再来」と同社は指摘する。
- 業務システム 2027年4月強制適用へ待ったなし、施行迫る「新リース会計基準」対応の勘所【IT Leaders特別編集版】
- 生成AI/AIエージェント 成否のカギは「データ基盤」に─生成AI時代のデータマネジメント【IT Leaders特別編集号】
- フィジカルAI AI/ロボット─Society 5.0に向けた社会実装が広がる【DIGITAL X/IT Leaders特別編集号】
- メールセキュリティ 導入のみならず運用時の“ポリシー上げ”が肝心[DMARC導入&運用の極意]【IT Leaders特別編集号】
- ゼロトラスト戦略 ランサムウェア、AI詐欺…最新脅威に抗するデジタル免疫力を![前提のゼロトラスト、不断のサイバーハイジーン]【IT Leaders特別編集号】
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
AIの真価は「今この瞬間」の感知にある。「Data Streaming Platform」で実現する「AI Ready Data」を解説
-
-
-
VDIの導入コストを抑制! コストコンシャスなエンタープライズクラスの仮想デスクトップ「Parallels RAS」とは
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-



