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セキュリティ重視のWebシステム実行環境「KUSANAGI Enterprise Edition」

OS/ミドルウェアの更新を自動化、サポートも同梱

2026年10月16日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

GMOプライム・ストラテジーは2026年10月15日、Webシステム実行環境「KUSANAGI」のセキュリティ強化版「KUSANAGI Enterprise Edition byGMO」を発表、同日提供を開始した。OSとミドルウェアを自動で更新する機能を持つほか、サポートを標準でバンドルしている。これまで提供してきた「Security Edition」の後継に位置する。価格(税別)は、1サーバーあたり月額約5万円。AWS、Azure、Google Cloudの各マーケットプレイスや国内ホスティング事業者から提供する。

 GMOプライム・ストラテジーの「KUSANAGI」は、Webアプリケーションのバックエンドシステムを高速に動作させるための実行環境である。LinuxとWebサーバー(nginx、Apache HTTP Server)を中核に、言語、DBMS、CMS(コンテンツ管理システム)などをパッケージ化している。CMSの「WordPress」を高速化する用途で使うユーザーが多いが、業務アプリケーションを含めた任意のWebシステムを高速化可能である。

 今回、セキュリティ強化版「KUSANAGI Enterprise Edition byGMO」をラインアップに追加した。特徴は、KUSANAGIを構成するOSとミドルウェアのうち、対象のパッケージを指定した時刻に定期的に自動更新し、脆弱性の修正を適用する機能を備えることである。アップデート後に正常動作するかを事前に検証する機能「SafeUpgrade」も持つ(nginxとPHPが対象)。ファイル改竄や不正ログインを検知する監査機能も搭載する。

 サポートサービスも標準でバンドルした。利用者ポータルを介して24時間365日、問い合わせを受け付ける。営業日の9時から17時にかけて日本語と英語で対応する。

 今後は、アクセスログとエラーログをAIで解析する機能を提供する予定である。システム障害の原因究明や日常的なサーバー管理を効率化する。

 価格(税別)は、1カ月720時間連続稼働させた場合、1サーバーあたり月額約5万円。AWS、Azure、Google Cloudの各マーケットプレイスや国内ホスティング事業者(第1弾はGMOインターネットの「ConoHa VPS byGMO」)から提供する。ベースとなるLinux OSは、標準ではAlmaLinux OS 9である。要望に応じて、Red Hat Enterprise Linux 9版も選べる。

 なお、KUSANAGIには、今回のEnterprise Editionのほかに、無償版の「Free Edition」、有償版の「Business Edition」および「Premium Edition」がある。以前のラインアップにもセキュリティを重視した「Security Edition」があったが、新しいラインアップではEnterprise EditionをSecurity Editionの後継に位置付け、セキュリティ用途を引き継ぐ(関連記事:Webシステム実行環境「KUSANAGI SE」、nginx更新時の事前検証が可能に─プライム・ストラテジー)。

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