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連携先の仕様変更に合わせてAIがメタデータやデータを修正する自律型データ基盤「primeNumber ADP」

2026年10月16日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

primeNumberは2026年10月15日、自律型データ基盤「primeNumber Autonomous Data Platform」の提供を開始した。連携先システムの仕様変更などを検知し、影響を受けるデータやコンテキスト(データの意味・定義)の修正案をAIが提案する。

 「primeNumber Autonomous Data Platform(primeNumber ADP)」は、連携先システムの仕様変更などを検知し、影響を受けるデータやコンテキスト(データの意味・定義)の修正案をAIが提案する自律型データ基盤である(図1)。

図1:連携先の仕様変更に合わせてAIがメタデータやデータを修正する自律型データ基盤「primeNumber ADP」の概要(出典:primeNumber)
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 制御の対象となるデータ基盤は、データを格納するDWH、クラウドETLサービス「TROCCO」、メタデータ管理サービス「COMETA」で構成する。primeNumber ADPは、これらを制御するAIエージェント群と、管理ポータルを提供する。

 AIエージェント群は、データパイプラインの実行履歴、スキーマの変化、リネージ(データの生成元から利用先までの流れ)などの情報を参照し、必要に応じてデータやコンテキスト(データの意味・定義)を修正する。

 primeNumber ADPを提供する背景には、データ基盤の運用が追いつかない実情がある。例えば、小売企業がPOSデータを取り込む場合、POSシステムが出力するCSVの仕様が変わると、取り込みの仕組みと後続の依存処理を一通り修正しなければならない。修正が済むまでは古いデータしか使えない。

 primeNumber ADPは、社内指標の変更や規制・市場の動きといったビジネスの変化と、連携先システムの仕様変更やデータパイプラインの障害といったシステムの変化を検知し、修正を提案して基盤に反映する。

 変化を検知すると、影響を受けるデータ、指標、業務を特定し、修正を提案する。用語集や指標定義、判断の経緯といったコンテキストも同時に更新する。リスクの低い変更については、人の承認を省く運用も選べる。AIエージェントの提案・実行と人の判断はログに残すため、いつ何がなぜ変わったかを追える。

 分析や施策に必要なデータの依頼も受け付ける。依頼を受けると、必要なデータがDWHやデータレイクにあるかを調べ、なければ、業務システムやファイルサーバー、外部のオープンデータAPIから取り込む手順を提案する。

 primeNumberは、コンサルティングから構築・運用支援も提供する。変化を監視する対象範囲、AIエージェントの役割、AIに任せる範囲と人が判断する範囲の線引き、指標や用語の定義など、ユーザー企業ごとに異なる要素はユーザーとともに設計する。

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