1カ月間に発表された主要な新製品・サービスを紹介する、ニュースフラッシュ 新製品・サービス編。ハードウェアやソフトウェア、システムの各分野から、12個の新製品・サービスを取り上げた。
サーバー
Xeonサーバーと性能を引き上げる専用装置がセットに
テックウインドは2013年1月28日、インテルの「Xeon」プロセサ搭載サーバーと、処理性能を向上させるアクセラレータ「Xeon Phi」を組み合わせたスターターキットを発表した。Xeon PhiはPCI Expressスロットに取り付けるカード型の装置。Xeonの処理を引き継ぐことでシステムの性能を高める。性能要件の厳しいアプリケーションを稼働する用途を想定する。価格はオープン。
アクセス管理
特権ユーザーによるアクセスを制御
アシストは2013年2月4日、サーバー管理者やシステム開発者などの特権ユーザーによる情報漏えいを防止する「特権ID管理ソリューション」を発表した。アクセス管理や特権ID/パスワード管理、操作ログを取得する製品などを組み合わせて提供する。監視対象となる業務サーバーにエージェント（プログラム）をインストールしないため、短期間で利用を開始できる。価格（税別）は300万円から。
ビッグデータ活用
データ活用に取り組み始める企業を支援
伊藤忠テクノソリューションズは2013年2月6日、データ活用を支援する「CTC BD-Navi」を発表した。活用に向けたロードマップを作成する「Analysis Quick Scan」と、分析の効果を検証する「ビッグデータトライアル分析サービス」を用意する。前者は約4週間で現在のデータ活用状況を可視化する。価格は100万円から。後者は需要予測や販促効果などを測定する。価格は300万円から。
シンクライアント
動画再生能力を重視したシトリックス環境専用端末
アイネットは2013年2月7日、シンクライアント「NComputing N Series」を発売した。シトリックスの「XenDesktop」や「XenApp」などを利用するための専用機。動画再生に向くプロセサ「Numo 3」を搭載し、負荷がかかりがちなマルチメディア業務での利用を想定する。メモリーの搭載容量が256MBとなる「N400」の価格（税別）は1万9800円。
性能管理
日立製「Virtage」向けのパフォーマンス管理ツール
性能管理ツールを開発/販売するアイ・アイ・エムは2013年2月14日、主力製品「ES/1」を日立のサーバー仮想化機構「Virtage」に対応させたと発表した。製品名は「ES/1 NEO CS Virtage」。Virtageやプロセサグループ、LPAR単位でプロセサの使用率を分析、チューニングできる。価格は年額8000円から。VMware、Hyper-Vに対応済みで、今後は他の仮想環境も対応予定。
ソーシャル分析
信頼性の高い投稿に絞った分析が可能に
日立システムズは2013年2月14日、「ソーシャルデータ活用・分析サービス」を発表した。Twitterやブログの投稿を分析し、新商品の企画や開発、販売促進などを支援する。大量の投稿の中から広告や虚偽情報を取り除き、信ぴょう性の高い投稿を対象に分析を実施する。地域別のトレンドを探ったり、特定のキーワードを含む投稿の増加率を表示したりできる。月額料金（税込）は10万5000円から。
