[新製品・サービス]

2007年9月18日(火)IT Leaders編集部

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【ビジネス】「2.0志向」を強めるBEA

（9月11日）米BEA Systems社は、米国・サンフランシスコで開催したプライベートイベント「BEA World 2007」において今後の製品戦略を発表した。その中で、同社の主力製品の1つであるアプリケーションサーバの次期バージョンとなる「WebLogic Server 10.3」について、今後のエンタープライズシステムで重要となる「Web 2.0」「SOA」への対応をより強化していく方針が明らかにされた。WebLogic Server 10.3では、「mSA」（microServer Architecture）と呼ばれる機能がサポートされ、サーバのメモリ使用量を小さく抑えより柔軟にシステムを構成することなどが可能になるという。

このほか同イベントでは、同社のSOA戦略の基盤となる製品群（プロジェクト）として以前から明らかにされていた「プロジェクトGENESIS」についても言及された。それによるとGENESISは、部品化されたサービスの組み合わせによりダイナミックなビジネスアプリケーションを構築するというアプローチで、AquaLogic製品のビジョンを拡張するものになるという。

GENESISについては、2007年12月に行われるBEA World上海でロードマップなどが明らかにされる予定。

【製品】NECがエンタープライズ2.0対応グループウェア

（9月10日）日本電気株式会社は、エンタープライズ向けグループウェア「StarOffice X V1.0シリーズ」を発表した。同シリーズは、同社がかねてより展開していたグループウェア「StarOffice」の流れをくむ最新シリーズで、Web 2.0的なユーザーインターフェイスを採用し、ユーザー同士のコミュニケーションや情報共有を図るという製品コンセプトのもと「コラボレーティブウェア」（同社）としてリニューアルされたもの。ウィジェットによる画面構成のカスタマイズやマッシュアップ対応により、インターフェイスを柔軟に構成することができるようになった。

価格は、50ユーザーからの「Standard版」が80万円から、1000ユーザー以上の「Enterprise版」が1980万円から。出荷は、Standard版が10月5日からで、Enterprise版は2007年12月の予定。同社では、今後3年間に2500システムの販売を見込んでいるという。

【サービス】CTCがSaaS型CRM

（9月11日）伊藤忠テクノソリューションズ株式会社は、米RightNow Technologies社が開発、提供しているSaaS型CRMアプリケーション「RightNow Ver.8」を2007年10月1日より国内で提供開始する。RightNowは、「RightNow Service」、「RightNow Marketing」、「RightNow Sales」などの機能から構成されるが、日本ではまずRightNow Serviceから提供が開始され、順次、RightNow MarketingやRightNow Salesが追加される予定となっている。

価格はトラフィック数やエージェント数などに応じての見積もりベースとなる。同社では年度内に1000クライアントライセンスの販売を目指すとしている。

【イベント】Enterprise 2.0 Conference論文募集

（9月14日）来年6月に米国ボストンで開催される「Enterprise 2.0 Conference――The Collaborative Technologies Conference」の発表論文募集が開始された。応募締め切りは2007年12月14日。

Enterprise 2.0 Conferenceは、エンタープライズ2.0に関する初めての本格的な専門イベントで、今年6月19日～21日も開催されている。同カンファレンスのWebサイトには、今年のセッションの様子がストリーミングビデオなどとして掲載されている。

2008年の同カンファレンスは、6月9日（月）～12日（木）まで、米国ボストンのWestin Boston Waterfrontにて開催される。

【イベント】BEA Japan Forum 2007は11月2日

（9月14日）日本BEAシステムズ株式会社は、今年11月2日（金）に東京・渋谷にて「BEA Japan Forum 2007」を開催することを明らかにした。事前登録は9月下旬から開始される予定。

日時：2007年11月2日（金） 場所：セルリアンタワー東急ホテル（東京・渋谷）