サイバートラストは2026年9月28日、スマートホームの通信規格「Matter」で使うデバイス証明書をデバイスメーカーに代わって発行するサービスを提供すると発表した。デバイスメーカーが認証局を自前で構築・運用する負担を減らすことで、デバイスを短期間で開発・出荷できるように支援する。
サイバートラストは、スマートホームの通信規格「Matter」における認証局の運用を代行し、デバイス証明書をデバイスメーカーに代わって発行するサービスを提供する(図1)。デバイスメーカーが認証局を自前で構築・運用する負担を減らすことで、デバイスを短期間で開発・出荷できるように支援する。
図1:Matterにおける証明書発行の信頼チェーン(出典:サイバートラスト)拡大画像表示
Matterは、標準化団体のConnectivity Standards Alliance(CSA)が推進するスマートホーム機器の通信規格である。Matterの認証を受けた家電やスマートホーム機器は、メーカーの垣根を超えて相互に連携できる。CSAは2022年10月に初版の仕様を公開し、その後も改訂を重ねている。
MatterはWebアクセスと同様、PKI(公開鍵暗号基盤)を採用しており、デバイスにMatter機器証明書(DAC:Device Attestation Certificate)を組み込む。DACは中間認証局(PAI:Product Attestation Intermediate)が発行し、PAIの信頼はルート認証局(PAA:Product Attestation Authority)が担保する。
2つの認証局(PAAとPAI)は、デバイスメーカーが自前で構築・運用することもできるが、このための体制を維持する負担がかかる。サイバートラストはこれまで、ルート認証局(PAA)を運用し、デバイスメーカー向けに中間認証局(PAI)の証明書を発行してきた。今回、中間認証局(PAI)の構築・運用を含めて代行できるようにした。
これによりデバイスメーカーは、Matter機器証明書(DAC)の発行をサイバートラストに委ねることができるようになった。DACの発行をAPIなどを通じてサイバートラストに依頼し、発行されたDACをデバイスに組み込むことで、自社でPAIを運用することなくMatter準拠デバイスを製造できるようになった。
- 業務システム 2027年4月強制適用へ待ったなし、施行迫る「新リース会計基準」対応の勘所【IT Leaders特別編集版】
- 生成AI/AIエージェント 成否のカギは「データ基盤」に─生成AI時代のデータマネジメント【IT Leaders特別編集号】
- フィジカルAI AI/ロボット─Society 5.0に向けた社会実装が広がる【DIGITAL X/IT Leaders特別編集号】
- メールセキュリティ 導入のみならず運用時の“ポリシー上げ”が肝心[DMARC導入&運用の極意]【IT Leaders特別編集号】
- ゼロトラスト戦略 ランサムウェア、AI詐欺…最新脅威に抗するデジタル免疫力を![前提のゼロトラスト、不断のサイバーハイジーン]【IT Leaders特別編集号】
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
AIの真価は「今この瞬間」の感知にある。「Data Streaming Platform」で実現する「AI Ready Data」を解説
-
-
-
VDIの導入コストを抑制! コストコンシャスなエンタープライズクラスの仮想デスクトップ「Parallels RAS」とは
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-



