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NTTテクノクロス、システム開発プロジェクトの危険度を進捗報告書や議事録から採点するAI「PromanAIde」

2026年10月9日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NTTテクノクロスは2026年10月8日、プロジェクト管理・可視化ツール「PromanAIde(プロマネイド)」の提供を始めた。システム開発プロジェクトの進捗報告書や議事録などをAIが読み取り、遅延や品質低下などの兆候を採点して可視化する。SaaS型のツールであり、ドキュメントをアップロードして分析する。価格(税別)は、月額15万円から。

 NTTテクノクロスの「PromanAIde(プロマネイド)」は、ソフトウェア開発プロジェクトの健全性を可視化するアプリケーションである。ウォーターフォール型のプロジェクトを対象に、プロジェクトの資料(進捗報告書、課題管理表、作業分解構成図、試験計画書、バグ表、議事録など)をAIが分析し、5つの評価軸(進捗、品質、リスク、コスト・体制、コミュニケーション)で採点する(図1)。

図1:システム開発プロジェクトの健全性を可視化する「PromanAIde」の概要(出典:NTTテクノクロス)
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 一般的な進捗管理ツールは、遅延の検出が中心である。これに対してPromanAIdeは、各工程で検討すべき項目や作業を抽出できているか、工程に見合う成果物があるかまで調べる。デモでは、あるプロジェクトについて「要件定義の工程で、非機能要件の検討・作業項目を抽出できていない」と指摘する例を示した。品質も、完成したソフトウェアの品質を予測するのではなく、品質管理が機能しているかを見る。

 評価の観点は100以上ある。熟練したプロジェクト管理者のノウハウをベースに、プロジェクト管理の知識を体系化したガイドであるPMBOKに沿った観点を加えている。観点ごとに重み付けしたうえで、5軸それぞれを100点満点に換算し、総合点も算出する。資料から判断できない項目は「提出資料からは判断不可」と判定する。勤怠管理システムとつなげば、特定の要員への稼働の偏りや残業の増加も分析対象に加えられる。

 ダッシュボードは、評価スコア(縦軸)と金額(横軸)のマトリックスに各プロジェクトをマッピングする(画面1)。スコアが低く金額が大きいプロジェクトは、早急に対処する必要がある。また、プロジェクトごとの5軸の点数も表示し、懸念のある項目は赤色で示す。評価のたびに、前回の評価からの変化を矢印で表示するため、悪化しているか改善しているかを判別できる。

画面1:PromanAIdeのダッシュボード画面。評価スコアが低く金額の規模が大きいプロジェクトが分かる。プロジェクトごとに5つの評価軸のスコアも分かる(出典:NTTテクノクロス)
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 効果については、5人体制で3カ月程度のソフトウェア開発プロジェクトを5件並行する場合、PMO(複数プロジェクトの進捗や品質を横断的に管理する組織)がこれまで状況確認に割いてきた週25時間の工数を10時間に、約60%減らせると試算している。

 価格(税別)は、月額15万円から。顧客ごとの開発ルールに合わせて評価観点を調整することも可能である。提供形態はSaaSで、パブリッククラウド上に顧客ごとのテナント環境を用意する。分析の対象となる資料は、評価のたびにユーザーがクラウドにアップロードする。資料は、評価が終わり次第、削除する。将来は、資料の格納場所にAIが直接アクセスし、更新に合わせて評価する機能を加える。

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