IT人材派遣会社のテラスカイ・テクノロジーズは2023年10月23日、「AWS人材派遣サービス」を10月に開始したと発表した。これまでのSalesforceの専門人材派遣に加えて、第2の事業として同年4月にAWS事業推進部を設立し、AWS専門の人材派遣に携わる。
テラスカイ・テクノロジーズは2023年4月にAWS事業推進部を設立し、Amazon Web Services（AWS）専門の「AWS人材派遣サービス」を同年10月より提供している（図1）。
図1：「AWS人材派遣サービス」の概要（出典：テラスカイ・テクノロジーズ）拡大画像表示
以下の3種類の資格を持つAWSエンジニアについて、要件のヒアリングを行ったうえで適材適所な人材を派遣する。
- Solutions Architect - Associate：AWSのアーキテクチャ設計に関連する知識とスキル
- SysOps Administrator：AWSの運用、性能、効率を最大化する方法への深い理解
- Developer Associste：AWS上でのアプリケーション開発、AWSマネージドサービスを利用したプログラム開発
AWS人材派遣サービスの具体的な作業例を示している。
- 設計支援、構築作業
- AWS主要サービス（EC2、RDS、VPCなど）の設計書作成支援
- AWS主要サービスの構築作業、単体・テスト実施
- ドキュメント作成支援（パラメータシート、構築手順書、テスト報告書など）
- サポート問い合わせ代行、検証作業の実施
- 保守・運用業務サポート
- AWS環境の構築、設定変更作業
- AWSおよびOSの定型作業（パッチ適用、バックアップ、ストレージ拡張など）
- 監視アラートの初動対応
- ドキュメント作成（テスト報告書、障害報告書など）
- サポート問い合わせ代行、検証作業の実施
- 開発サポート
- AWSマネージドサービスを利用したプログラム開発
- 単体/結合テストの実施
- ドキュメント作成（設計ドキュメント、パラメータシート、テスト報告書など）
エンジニアの育成には5カ月間以上のトレーニングを設定している。AWSの専門技術・知識・運用ノウハウのほか、実践力を養う「現場力強化カリキュラム」を独自に設定している。派遣先で即戦力として活躍できるエンジニアを輩出することをアピールする。
テラスカイグループのノウハウを基にしたサービスを提供する。例えば、基幹システムのクラウド移行・運用・保守などの実績を持つBeeX（AWSコンサルティングパートナー認定企業）がバックアップする体制を設けている。
テラスカイ・テクノロジーズはこれまでSalesforceの専門人材派遣に注力してきた。キャリアチェンジしたIT未経験者をリスキリングし、Salesforceの運用に課題を抱えたユーザー約100社に派遣した実績がある。
