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大型化、狭額縁化だけじゃないモニターの進化! “機能”と“信頼性”を両輪に差別化を推し進めるレノボの「ThinkVision」

2024年2月16日(金)

「業務効率の向上」は企業の永遠の命題である。そのためのPC環境の改善策として今、企業の間で急速に広がっているのが、複数モニターを利用することでのPC作業の場の拡大だ。レノボ・ジャパンでPC周辺機器のプロダクトマネージャーを務める上野達也氏に、マルチモニター環境の広がりの背景とともにモニター製品のトレンドを聞いた。
提供:レノボ・ジャパン合同会社

レノボ・ジャパン PC・スマートデバイス事業本部企画本部 製品企画部 プロダクトマネージャー 上野達也氏

新型コロナを機に広がるPCの複数モニター化

 PCの表示装置として特に意識されることなく長らく利用されてきたPCモニター。その企業での認識が、ここに来て大きく変わりつつある。

 「端的に言えば、新型コロナ禍による働き方の変革を経て、モニターが従業員の生産性向上に直結するツールとの考えが国内でも急速に広がっています」と語るのは上野達也氏(レノボ・ジャパン PC・スマートデバイス事業本部 企画本部 製品企画部プロダクトマネージャー)だ。

 本来的にPCでの“作業の場”としてモニターのサイズは大きく、数は多い方が望ましい。多くの画面を同時に視認できるため切り替えの手間が減り、円滑かつ無駄なく作業を進められ、ひいては生産性の向上にもつなげられる。

 ただし、理屈の上ではそうであっても従来からのPC環境への慣れ、さらに追加コストなどの問題から、モニターに気を配る日本企業はこれまで少数派であった。その中での転機として上野氏が指摘するのが、新型コロナ対策である対面コミュニケーションのリモート化や紙ベースの業務プロセスのデジタルへの移行などによるPCで行う業務自体の増大だ。

 結果、モニターの制約に起因する各種の煩雑さに多くの社員が直面。「Web会議中に別の資料を参照するのが難しい」「画面スペースの関係から、メールやチャットの画面を常に表示できない」「参考資料の二度見、三度見が手間」などの経験は、誰しも一度はあるはずだ。

 「そうした苦い体験が、業務生産性とPC環境との密接な関係を、経営層を含めて認識させた結果、新型コロナ禍以降、経営判断としてPC環境のマルチモニター化に乗り出す企業が増え続けています」(上野氏)

生産性向上に向けたモニターの“3つ”のトレンド

 生産性の低さが長らく指摘されてきた日本企業にとって、マルチモニター化の流れは必然だという。

 「先行事例として、欧米のマーケットにおいて、PC作業に直接的に関わるモニターへの投資は、作業効率の向上とともに人への投資効率を高める策として広く実施されています」(上野氏)

 実際に、生産性で上位の米国では多くの企業がデュアルモニター化を早くから推進。レノボではThinkPadとモニターなどの周辺機器を一括してワンステップで接続するための「ドッキングステーション」を長らく提供しているが、北米におけるThinkPadとドッキングステーションの同時調達率は10年以上前の時点で過半数に達した時期もあったという。

 そうした中にあってレノボが企業向けに提供するモニター製品シリーズが、「ThinkVision」だ。ビジネス向けモニターのThinkVisionでレノボが目指すのは、「企業の生産性向上」だ。

 それは突き詰めれば、手間なく快適に利用できるモニターであり、その実現に向けレノボでは企業の声に耳を傾けつつ、次の3つのアプローチで機能強化を推し進めているという。

 最初は、作業性の向上に向けたモニターの「大画面化」だ。

 国内の法人向けのPC出荷数を見ると今やノート型が全体の過半数を占めるが、その弱点として指摘される課題の1つがモニターのサイズだ。この補完策として、49型の曲面デザインを採用したウルトラワイドモニター「ThinkVision P49w-30」に代表される大型モニターのリリースを加速させている。

 「大型化のニーズは新型コロナ以降、特に顕著になり、現在は24型と27型が特に支持を集めています。加えて、さらに広大な表示領域を持つ横長のウルトラワイドモニターでは、画面を分割し2画面を柔軟に配置できる設定機能も用意しています」(上野氏)

49型のウルトラワイドモニター「ThinkVision P49w-30」(5120×1440)。単体で27型デュアルモニターと同等の作業領域を提供し、多彩な画面分割機能を搭載する

モバイルモニターで新市場の開拓も着々と

 次は、モニターの機能性を高める高付加価値化である。モニターはPCの表示装置である一方で、業務にはPC以外の機器が必要となる場合も多い。そのことを踏まえた、リモート会議で必要なカメラやマイクの内蔵、さらにUSB-Cによる容易なモニターとの接続や給電を実現するドッキングステーションとの統合が代表的な施策だ。ThinkVision P49w-30ではIntel AMT(Intel Active Management Technology)により、接続されたインテル® vPro®プラットフォーム対応のThinkPadの起動をモニター側に搭載されたRJ45ポート経由で遠隔起動する、ThinkPadとモニターの電源投入を連動させる付加価値の搭載も、接続先のモデルによって対応状況は異なるが、進めているという。

 最後の携帯化は、新たなモニターの利用シーンを開拓する取り組みだ。一口にリモートワークと言っても、実際に働く環境は社員ごとに千差万別だ。自宅に書斎があれば大型モニターの設置が可能だが、なければリビングルームなどでの業務が強いられ、モニターの据え置き自体が難しい。自宅以外に、シェアオフィスや出張先のホテルなどで仕事をするケースもある。そうした様々な場所に携行して利用できるモバイルモニター「ThinkVision M」シリーズ が代表的な製品だ。

 「レノボがモバイルモニターを最初にリリースしたのは2011年ですが、働く場所の多様化を背景にここ数年で急速に売上が伸び、モバイルモニター市場が立ち上がりつつあることを実感しています。2画面化で作業効率を高める使い方のほかに、営業職の方が商談でお客様に資料を見せるといった使われ方も広がっています。紙資料を用意する手間を省くとともに、ペーパーレス化で環境負荷の軽減にも役立ちます」(上野氏)

 もっとも、PCで行う業務の幅広さから、ユーザーのモニターに対する要望はさまざまだ。その点を踏まえてレノボでは、多様なニーズに応えるビジネス用モニターをフルラインナップで提供している。

モバイルモニターの「ThinkVision M」シリーズ(写真は16:10画面の「ThinkVision M14d」)。外出時はThinkPadからの給電で動作するほか、電源→モニター→ThinkPadの電源パススルーに対応。タッチ操作に対応する「ThinkVision M14t」などもラインアップ

多様なニーズをカバーする豊富なラインナップ

 幅広いオフィス業務で活用を見込めるスタンダードモデルが「ThinkVision S/Eシリーズ」だ。バランスのとれた仕様で高いコストパフォーマンスを実現しており、Eシリーズではチルトやスイベル、ピボットなどにより、高さも含めた画面の位置調整も簡単に行える。また、クリエイティブな業務に向くモデルが、高画質・解像度のパネルを搭載した「ThinkVision T/P」シリーズだ。目にかかる負担もそれだけ少なく、長時間作業にも向いている。両モデルともドッキングステーションを内蔵し、周辺機器との接続などでも高い利便性を発揮する。

 一方で、デスクトップPCの省スペース化を狙いとしたモデルが「ThinkCentre Tiny-in-One」シリーズである。同社がリリースする1リットルサイズの超小型PCである「ThinkCentre Tiny」シリーズを背面に装着して利用するモニターであり、デスクトップPCの利用時に必要であった設置スペースを一掃できる。PC本体とモニターそれぞれのライフサイクルに合わせたリプレースが可能でコスト削減にも寄与する。

小型PCを背面に設置できる「ThinkCentre Tiny-in-One」の背面。コネクタ類は回転カバーで隠されるので、受付など美観への配慮が必要な場所にも適している

 このように、レノボではThinkVisionにおいて多様なアプローチでニーズへの柔軟な対応を進めているが、その中にあって見逃せない共通点も存在する。それが、「業務利用のための安全性/信頼性への徹底したこだわり」である。

 それを見て取れる機能の1つが、ドッキングステーション内蔵型モニターで用意されている「MACアドレスパススルー機能」だ。社内ネットワーク保護策として、登録外のMACアドレス以外の機器の接続を認めないMACアドレス認証が広く実施されているが、同機能は社内ネットワークと直接つながるThinkVisionのMACアドレスを、接続されたThinkPadのMACアドレスに置き換えるものだ。これにより、ThinkVisionの新規導入の際にも既存のセキュリティ設定を見直すことなく、事前に認められたThinkPad以外の社内ネットワークへの接続を確実に防止できる。

 また、対応するThinkVisionモニターの専用ポートに差し込んで利用する、Teams認証のWebカメラ「MC60」での物理的な着脱防止機構も挙げられる。一般にWebカメラは付け外しが容易であり、知らぬ間の移動が紛失や盗難の一因となっている。対してMC60には専用の鍵による物理的なモニターとのロック機構が組み込まれており、予期せぬ持ち出しや盗難を防止する。

対応するThinkVisionとのドッキングが可能なスピーカー「MS30」とマイク付Webカメラ「MC60」。カメラ部側面に画角調整スイッチがあり、モニター前の複数人を同時に画角に収めたり、中央のみに画角を絞ったりできる。盗難防止のため、専用工具がないと取り外しできない仕様になっている

将来的な業務効率化の“黒子”として

 ThinkPadは持ち運びでの利用を前提とした過酷な開発段階の品質テストで広く知られるが、そのフィロソフィーはThinkVisionにおいても不変だ。「配送中の落下や電気系、湿度への耐久度などを中心に2000項目以上のテストを実施しています」(上野氏)。据え置き利用がほとんどのモニターでのこれほどのテストも、業務利用での安全性/信頼性への徹底したこだわりがあったればこそだ。

 ここまでThinkVisionの概要を紹介してきたが、これ以外にも細部にまでこだわりが詰まっている。例えば、フリーアドレス化の進展を背景にしたすっきりとしたケーブリングを実現するモニターアーム内への各種ケーブルの格納や、最近のモデルにおけるUSB-Cでの給電能力向上、格納型USBポート、スマートフォンのスタンドとして台座に切り欠きを設けるなど、ThinkVisionには使い勝手を高めるための数多くの仕掛けがふんだんに組み込まれている。

モニター前面からアクセスしやすいUSBポート。ポップアップ型で使わないときは本体に格納できる

 「技術革新によりモニターは今後も進化し続けます。それらを適切に取り込みつつ、細かな工夫を積み重ね、ThinkVisionは今後も企業の生産性向上を支援します」(上野氏)

 PC環境の変化の中、レノボ・ジャパンのThinkVisionは業務効率化の“切り札”として、さらに未発掘の市場の開拓役として企業利用が今後、さらに進むことに間違いはなさそうだ。


●お問い合わせ先

レノボ・ジャパン合同会社
URL :https://www.lenovojp.com/business/

大型化、狭額縁化だけじゃないモニターの進化! “機能”と“信頼性”を両輪に差別化を推し進めるレノボの「ThinkVision」「業務効率の向上」は企業の永遠の命題である。そのためのPC環境の改善策として今、企業の間で急速に広がっているのが、複数モニターを利用することでのPC作業の場の拡大だ。レノボ・ジャパンでPC周辺機器のプロダクトマネージャーを務める上野達也氏に、マルチモニター環境の広がりの背景とともにモニター製品のトレンドを聞いた。
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