ネオジャパンは2023年9月6日、グループウェア新版「desknet's NEO V8.0」を発表した。同年9月28日から提供する。新版では、ChatGPTとの連携機能を追加した。合わせてChatGPTの研修プログラムを提供する。同日、ビジネスチャット「ChatLuck」とChatGPTの連携も開始する。
ネオジャパンの「desknet's NEO」は、Web型のグループウェアである。クラウドサービス版とオンプレミス版がある。HTML5を採用して画面遷移を減らすなど、操作性に注力している。PC用画面に加えて、スマートデバイス用画面も用意している（関連記事：グループウェア新版「desknet's NEO V7.5」、全15機能に対して52項目の機能改善を実施）。
画面1：desknet's NEOからChatGPTを使っている画面（出典：ネオジャパン）拡大画像表示
新版のV8.0では、ChatGPTとの連携機能を追加した（画面1）。desknet's NEOの基本画面の右端に、ChatGPTとのチャットウインドウを立ち上げるボタンを新設した。ユーザーは日常業務の中で、他の作業をしながらどの画面からでもChatGPTの情報を参照できるようになった。
ChatGPTの利用はAPI経由で行い、ユーザーの入力情報を学習・再利用されないようにしている。システム管理者向けには、ChatGPTを社内に展開しやすい仕組みをとっており、例えば、グループごとにChatGPTの利用権限を制御したり、初回利用者に対して利用ルールを案内したりできる。利用者とChatGPTとの会話内容をダウンロードして監査することも可能である。
新機能と合わせて、ChatGPTの研修プログラムを提供する。AVILENとの協業による専用Webサイトでの受講（学習目安時間は2時間）で、課題の洗い出しから、効果的な使い方、プロンプトの考え方、情報セキュリティなどを学べる。受講料金（税込み）は1万1000円。
