[新製品・サービス]

2023年9月26日(火)日川 佳三（IT Leaders編集部）

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　レノボ・ジャパンの「レノボ デジタル・ワークプレイス・ソリューション」（DWS）は、従業員のIT環境の構築・運用管理業務をマネージド型で提供するサービスである。同社はサービス提供の背景について次のように説明している。

　「コロナ禍との共存が進む中、デバイスや時間、場所にかかわらず、セキュリティ、ガバナンスを確保しながら生産性を向上させる柔軟な働き方の実現が求められている。当社のグローバルCIO調査によると、日本のCIOは、イノベーションとDXへの注力が今後の成長のカギと考える一方で、サイバーセキュリティやデータマネジメントも優先事項に挙げている。デジタル化の観点に立ち、適切な勤務環境の整備を支援する」

図1：「レノボ デジタル・ワークプレイス・ソリューション」（DWS）を構成する6つのサービス（出典：レノボ・ジャパン）
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　DWSは6つのサービスで構成する。まずは、Microsoft 365関連の3サービスを提供開始した。残り3つ（エンドポイント管理、サービスデスク、EDR/MDR）を2023年内に提供する（図1）。

　(1)「Microsoft 365マイグレーション・サービス」は、既存環境からMicrosoft 365への移行作業を代行する。移行元の対象はオンプレミスやホスティングサービス上のExchange Server、Google Workspaceなど。ダウンタイムを最小限に抑えた移行プロセスを計画して実施する。

図2：「Microsoft 365マイグレーション・サービス」の内容（出典：レノボ・ジャパン）
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　移行の種類に応じて3プランを用意している。下位プランではメール環境を移行し、上位プランではOneDrive、SharePoint、Microsoft Teamsなどのサイトも移行する（図2）。

　(2)「Microsoft 365マネージド・サポート」は、従業員にテクニカルサポートを提供する。専門のサポートチームが、問題の特定、解決手段の提供、テナント管理やユーザー管理サポートにあたる。「専門知識を持つ人材が社内にいない」「IT部門がツールの問い合わせ対応に追われて業務時間の確保が難しい」といった課題を解決する。

図3：「Microsoft 365マネージド・サポート」の内容（出典：レノボ・ジャパン）
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　サービスのカバー範囲に応じて2プランを用意している。下位プランでは、従業員からの問い合わせ対応と、日本マイクロソフトへのエスカレーションを行う。上位プランでは、パートナーベンダーへのエスカレーション、脅威検出時の通知と月次レポートの提供、ユーザーとライセンスの管理、パスワードのリセット、アクセス権の付与といった作業を網羅する（図3）。

　(3)「Microsoft 365マネージド・バックアップ」は、Microsoft 365環境のデータをクラウドにリモートバックアップする機能をマネージド型で提供する。復元したいデータをワンクリックで復元できる。Microsoft 365に障害が発生した際のデータ消失リスク、離職者・退職者のデータ管理といった課題を解決する（図4）。

図4：「Microsoft 365マネージド・バックアップ」の内容（出典：レノボ・ジャパン）
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●Next：2023年内に提供開始を予定する3サービスの概要