大塚商会は2023年11月16日、SI/ITコンサルティングサービス「Copilot for Microsoft 365 まるごと支援サービス」を提供開始した。Copilot for Microsoft 365の導入から活用までをトータルに支援する。販売目標として、2024年6月末までに120社を掲げる。
大塚商会の「Copilot for Microsoft 365 まるごと支援サービス」は、日本マイクロソフトの「Copilot for Microsoft 365」の導入から活用までをトータルに支援するSI/ITコンサルティングサービスである。例えば、データアクセス権や配置などのセキュリティ設定、プロンプト入力のノウハウ、管理者・利用者向け生成AI教育などを提供する(図1)。
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Copilot for Microsoft 365は、Microsoft 365のアプリケーション(Word、Excel、PowerPoint、Microsoft Teams、Outlook、Chatなど)に組み込まれる生成AI機能である。これらのアプリケーションやで米OpenAIの「GPT-4」をベースにした生成AI/大規模言語モデル(LLM)を利用できる。
サービスメニューとして、(1)「Copilot 導入前アセスメントサービス」(現状分析)、(2)「Copilot セキュリティ強化サービス」(コンプライアンス設計)、(3)「Copilot データ活用強化サービス」(データの見直し)、(4)「Copilotの活用による業務効率化と生産性向上 Copilot入門」(研修コース)などを用意している。
(1)Copilot 導入前アセスメントサービスでは、Copilotの導入に向け、ユーザーの環境が要件を満たしているかを確認したうえで、Microsoft 365テナントのセキュリティ/設定状況のアセスメント(調査・診断・助言)を行う。
(2)Copilot セキュリティ強化サービスでは、Copilotの利用に際し、Microsoft 365テナントに実装すべきセキュリティの設計・設定を行う。
(3)Copilot データ活用強化サービスでは、Copilotの活用を最大化するため、SharePoint Onlineに組織のデータを集約するための設計、環境整備、データ移行を行う。
(4)Copilotの活用による業務効率化と生産性向上 Copilot入門は、Copilotの特徴を理解して効果的に活用するためのテクニックと、具体的な活用方法を習得するための研修コースである。ユーザー自身が業務効率化/生産性向上を図れるように導く。