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Okta、AIエージェント向けID管理「Okta for AI Agents」、シャドーAIを検知して認証・認可

AIエージェントによるSaaSへの無制限アクセスを制御

2026年3月17日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

Okta Japanは2026年3月17日、AIエージェント向けID管理機能「Okta for AI Agents」を発表した。人を認証するようにAIエージェントを認証し、SaaSなど外部システムへのアクセス権限を管理する。AIエージェントが各種システムに際限なくアクセスしている状況を改善する。同機能は、クラウド型ID管理サービス「Okta Workforce Identity」の新機能として動作する。同年4月30日(米国現地時間)から提供を開始する。

 Okta Japanの「Okta Workforce Identity」は、クラウド型のID管理基盤(IDaaS)サービスである。SaaSや業務システムのID情報(アカウントとアクセス権限)を一元管理する。 ID情報を利用したユーザー認証やアクセス権の付与(認可)の仕組みを備える。ユーザーはSSO(シングルサインオン)により、1度の認証だけで各システムにアクセス可能である。

 今回、AIエージェントをユーザーのようにID管理する機能「Okta for AI Agent」を用意した。AIエージェントを認証し、AIエージェントによる外部システムへのアクセス権限を管理する(図1)。認証・認可の仕組み(OAuth 2.0/OpenID Connect)をAIエージェントのアクセスにも適用することによって、管理下にないAIエージェントが外部のSaaSやAPIなど各種システムに際限なくアクセスしている状況を改善する。

図1:「Okta for AI Agent」の概要。AIエージェントをユーザーのようにID管理する(出典:Okta Japan)
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 AIエージェントを管理するために必要な要素を一通り提供する(図2)。まず、管理下にないAIエージェント(シャドーAIエージェント)によるアクセスを発見してOktaに登録する仕組みを用意した。Webブラウザ(Google Chrome)のプラグインとして提供する検知ソフトウェアが、HTTP通信を監視してAIエージェントを検知する。今後、SASEやEDRなど外部システムと連携して検知する機能や、AIシステムに問い合わせて検出する機能も予定している。

図2:「Okta for AI Agent」でAIエージェントを管理する流れ(出典:Okta Japan)
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 図3は、AIエージェントにアクセス権限を与える処理の流れの例である。シャドーAIエージェントがSaaSにアクセスした際に出るOAuth認可の同意画面をブラウザプラグインが検知し、認可プロセスにOktaを介入させる。AIエージェントは、Oktaが発行したトークンを利用してSaaSにアクセスする。一度検知したシャドーAIエージェントをOktaに登録してOktaの管理下に置くことも可能である。

図3:シャドーAIエージェントによるSaaSへのアクセスにOktaが仲介してアクセス権を付与する流れ(出典:Okta Japan)
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 背景として、Oktaが実施した調査によると、88%の企業がAIエージェントのセキュリティ問題を経験している一方で、22%しかAIエージェントをIDとして扱っていない。AIエージェントは人ではないが、システムへのアクセスやデータの書き込み、ファイル操作やデータ転送といった処理を自律的に実行しており、人やデバイスと同様にID管理が必要な新たなカテゴリである。

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