HENNGEは2026年10月1日、クラウドセキュリティサービス「HENNGE One」の新機能として、メッシュ型VPNサービス「HENNGE Mesh Network」とパスワード管理・自動入力ツール「HENNGE Password Manager」の提供を始めた。いずれの機能も「HENNGE One IdP」の上位プランで利用できる。
HENNGEの「HENNGE One」は、クラウド型のセキュリティサービス群である。ID管理/アクセス制御の「Identity Edition」、情報漏洩対策の「DLP Edition」、マルウェア対策などの「Cybersecurity Edition」という3つのエディションで構成する。
今回、ID管理/アクセス制御の「Identity Edition」に、(1)メッシュ型VPNサービス「HENNGE Mesh Network」と、(2)パスワード管理・自動入力ツール「HENNGE Password Manager」を追加し、提供を始めた(関連記事:HENNGE、ID管理/セキュリティ「HENNGE One」にメッシュVPNやパスワード管理を追加)。
(1)HENNGE Mesh Networkは、メッシュ型のVPNサービスである(図1)。UDPベースのVPNトンネリングプロトコル「WireGuard」を採用しており、デバイス同士がP2P(Peer-to-Peer)で直接通信する(関連記事:P2PベースのメッシュVPN「Runetale」、HENNGEの出資を得てネットワーク管理機能を強化)。
図1:メッシュ型VPNサービス「HENNGE Mesh Network」のイメージ(出典:HENNGE)拡大画像表示
アクセス制御機能を備え、どのユーザーやグループがどのサーバーにアクセスできるかを管理画面から設定できる。従業員が退職した場合や、不審な挙動を検知した際は、ID管理のHENNGE Access Control側でロックすることで、ネットワークのアクセス権も即座に消滅させられる。
デバイスには専用のエージェントソフトウェアをインストールして使う(クライアントPCはWindows、Mac、Linux。サーバーはWindows)。今後、iOS/Androidなどのモバイルデバイスからも接続できるようにする予定である。
また、業務上の理由などからエージェントをインストールできないデバイス(旧型システム、ファイルサーバー、IoT機器など)との通信を中継するノード機能「Subnet Linker」も用意した(図2)。Subnet Linkerを社内LANに設置することで、これらシステムとも通信できるようになる。
図2:P2P型VPNにおける中継ノード機能「Subnet Linker」の概要(出典:HENNGE)拡大画像表示
HENNGE Mesh Networkは、全機能を包含した最上位プラン「HENNGE One Ultra」(1ユーザーあたり月額2500円、税別、以下同)またはIdentity Editionの最上位プラン「HENNGE One IdP Ultra」(1ユーザーあたり月額1000円)で利用できる。
ブラウザ拡張機能がID/パスワードを代理入力
(2)HENNGE Password Managerは、パスワード管理・自動入力ツールである。Webブラウザ拡張機能(Chrome/Edge)が、アクセス先のURLに応じてログインフォームにID/パスワードを代理入力する。ログイン先システムのID/パスワードはサーバー側で一元管理する(図3)。
図3:パスワード管理・自動入力ツール「HENNGE Password Manager」におけるログイン情報の配布イメージ(出典:HENNGE)拡大画像表示
ID/パスワードの代理入力により、SAMLやOpenID ConnectなどのID連携(フェデレーション)プロトコルが使えないサーバーに対しても、SSO(シングルサインオン)が可能になる。
セキュリティ面では、Webブラウザを使うエンドユーザーは、パスワードの閲覧もコピーもできないようにしている。また、パスワードを暗号化してサーバーに保存し、PC側の鍵で復号する仕組みにより、サーバーから暗号化パスワードが漏洩してもパスワード自体が漏れないようにしている。
今後、共有アカウントを部署やプロジェクトなど任意のメンバー間で共有する機能を提供する。
HENNGE Password Managerは、全機能を包含した最上位プラン「HENNGE One Ultra」(1ユーザーあたり月額2500円)またはIdentity Editionの上位プラン「HENNGE One IdP Pro」(1ユーザーあたり月額600円)で利用できる。
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