米NinjaOneは2026年10月13日(米国現地時間)、クライアント管理ソフトウェア「NinjaOne Unified IT Operations Platform」の新機能として、AIアシスタント「Katana AI」を発表した。端末の稼働データやアラートを分析し、障害の原因と対処法を示す。国内ではマクニカとSazae Japanが同社製品を販売している。
米NinjaOneの「NinjaOne Unified IT Operations Platform」は、クライアント管理ソフトウェアである。インベントリ(ソフトウェア/ハードウェア構成)情報の収集と管理、ソフトウェア配布・更新とパッチ適用、稼働状況の監視、リモート操作といった機能群を備える(関連記事:米NinjaOne、クライアント管理ソフトウェアにWebブラウザ拡張機能の制御機能を追加)。
管理対象に専用のエージェントソフトウェアを導入して使う。端末の種類やOSは問わず、WindowsのほかmacOSやLinuxの端末も管理できる。IT部門が従業員とやり取りするためのチケット管理機能も備える。管理画面は、クラウドで提供する。
新機能の「Katana AI」は、管理画面に新たに組み込んだAIアシスタントである(図1)。端末から収集した稼働データ、端末の履歴、アラート、操作履歴を分析し、障害の原因として可能性が高いものや、取るべきアクション(修復スクリプトなど)を提示する。システム管理者は、原因の特定からアクションまでを、ツールを切り替えずに進められる。
図1:クライアント管理ソフトウェア「NinjaOne Unified IT Operations Platform」に追加した、端末の稼働データから障害の原因を診断するAIアシスタント「Katana AI」の概要(出典:米NinjaOne)拡大画像表示
図1の画面例では、ダッシュボードの右側にKatana AIのペインを開き、過去7日間の全組織の活動を要約している。200件の注目すべき活動を分析し、重大度が高い問題として「特定のバックアップジョブが分析期間中に8回失敗している件」と「4組織の11台がパッチ適用ポリシーに違反している件」を挙げている。
稼働データの中から、重要な情報を抜き出し、推奨案を示す。従来はシステム管理者が時間をかけて探していた障害の原因を、Katana AIが代わりに分析する。早期導入ユーザーは、数百件のチケットを30秒程度で分析し、エンドユーザーが直面している可能性のある潜在的な課題を抽出した。問題を早期に共有したことで生産性が向上したという。
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