[特集]デジタル競争力を研ぎ澄ます─データプラットフォーム最前線

これまで延々とIT投資を続けてきたのに、データ活用の成熟度は一向に高まらないと悩む企業は少なくない。新旧混在の複雑なシステム環境など理由は多々あるが、何よりも「大局的な方針」「あるべき姿のグランドデザイン」が欠けていることが元凶ではないだろうか。ここでは、データ駆動経営を体現するための先達の視座や最新の技術に迫る。

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基幹系と情報系をひとまとめにするDX/AI時代の新機軸、あらゆるデータを一枚岩で高速処理するIRISの真価
膨大なデータの中からインサイトを見つけ出し、素早く「次の一手」に活かす巧妙な取り組みが競争力を大きく左右する時代を迎えている。ここで足かせとなっているのがサイロ化の結果、分断している情報システム群だ。そこで期待を集めているのが、データに関わるどんなワークロードにも一枚岩で対応できる「トランスリティカルデータプラットフォーム」だ。そのコンセプトを体現したインターシステムズの「InterSystems IRIS Data Platform」とは──。……続きを読む
30年ぶりの新製品「InterSystems IRIS データプラットフォーム」とは?
インターシステムズジャパンは2018年2月、統合データ処理基盤「InterSystems IRIS Data Platform(以下、IRIS:アイリス)」の提供を開始した。同社によれば、“あらゆるデータ形式を扱えるデータベース“だという。とはいえ、データベース製品が林立する中、「いったい何が違うのか」と首をかしげる読者も少なくないはずだ。IRISは具体的にどのような機能やアドバンテージを備えているのか?……続きを読む

識者&先駆者の視点

データドリブン経営の初手「データ活用のマネジメントサイクル」を構築する[前編]
「データドリブン経営」が注目され、多くの企業がその実現に向けてさまざまな取り組みを行っている。具体的には、データサイエンティストを外部から招集してデータ分析・活用の専門組織を立ち上げたり、データ分析・活用基盤を導入したうえでビジネス部門とユースケースを検討しPoCを実施したりといった取り組みだ。しかし、多大な投資をして労力を割いたものの、そのビジネス上の価値を実感しながらデータドリブン経営を実践していると明言できる経営者は実のところ少ない……続きを読む
ANAがDX推進で取り組む「5G×データ統合基盤」、そのシナジーとは?
全日本空輸(ANA)がパイロットやCA、整備士、地上職員などの訓練施設「ANA Blue Base」にローカル5Gを導入する。仮想現実(VR)を取り入れて訓練を高度化するなど、5GのPoCが目的だが、それだけではない。5Gで多様なデータを収集・管理できるようにして実際の機内や空港ではテストできない施策を検証し、迅速な本番投入で社員満足や顧客満足を高めるという狙いがある。カギを握るのがANAの全社データ統合プラットフォームの「CE基盤」で5G導入に先だって……続きを読む
CPSが導くデータ駆動型社会、「データのサプライチェーン」の安全をどう確保するか
「データ駆動型」「データドリブン」という言葉をよく耳にするようになった。初出は、2015年5月に経済産業省 産業構造審議会が公表した「CPSによるデータ駆動型社会の到来を見据えた変革」ではなかったか。ビッグデータ、IoT、AIなど、いかなるデータ活用でも基本となるのはデータの品質だが、CPS時代を迎えてより鮮明になる「データのサプライチェーン」では、それを構成する個々の品質が何より重要になると考えられる。……続きを読む
データの戦略活用でDXを推進─東京海上日動がデータ統合/分析基盤の構築で目指したこと
東京海上日動火災保険がインフラ戦略、データ戦略、組織・プロセス戦略で構成される「次世代フレームワーク」を構築して、グループのデジタル化を推進している。2020年3月5日、JDMC主催の「データマネジメント2020」のセッションに登壇した東京海上日動火災保険 IT企画部 部長で、東京海上日動システムズ エグゼクティブオフィサー デジタルイノベーション本部長を兼務する村野剛太氏が……続きを読む
データ起点でムダとスリム化の根拠を抽出─トヨタシステムズのデータ駆動型カイゼン
トヨタシステムズは、数百あるという老朽システムのスリム化にデータ起点のアプローチで取り組んでいる。データモデリングおよびデータプロファイリングで既存システムのムダとその根拠を抽出、ユーザーの同意を得たうえで効率的にシステム改修を進めることができているという。2020年3月5日、JDMC主催の「データマネジメント2020」のセッションに登壇したトヨタシステムズ 情報管理本部 設計管理IT部 工程・用品グループ ゼネラルマネージャの小野里樹氏が……続きを読む
質的分析チームが顧客の“文脈セグメント”を可能に─JTBが説くデータサイエンス中心主義
JTBは、データ活用を推進する組織「データサイエンスセントラル」を運営している。顧客データを質的に分類し、個々の顧客のセグメントにあった施策を実行している。2020年3月5日、JDMC主催の「データマネジメント2020」のセッションに登壇したJTB Web販売部 データサイエンスセントラル 戦略担当部長 データサイエンスセントラル 統括の福田晃仁氏が取り組みを解説した。……続きを読む
マスターデータ標準化で全データを利用した管理会計を実現─三井住友銀行のデータ管理基盤刷新
三井住友銀行が経営情報システム(MIS)を強化した。データドリブン経営の実現に向かう取り組みの中、マスターデータの品質向上が必須と判断。その仕組みを刷新した。2020年3月5日、JDMC主催の「データマネジメント2020」のセッションに登壇した同行 データマネジメント部 部長の宇賀神清徳氏が取り組みの詳細を説明した。……続きを読む
自社開発のAI/IoTを武器に─カシオ計算機が挑む生産ラインの自動化
熾烈な競争にさらされる日本の製造業にとって、IoTやAIといったデジタル技術を駆使した生産の自動化やそれによる抜本的な生産性向上は、喫緊の課題だ。言わば”スマート工場”の実現だが、それは「言うは易し行うは難し」の典型でもある。ここに紹介するカシオ計算機は、システムの多くを内製して工場のスマート化を実現している。同社執行役員 生産本部長の矢澤篤志氏と、生産本部 生産技術部 技術戦略室 アドバイザリー・エンジニアの鈴木隆司氏に……続きを読む
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