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食品卸売のトモシアホールディングス、傘下3社の基幹システムを統合、2029年4月に稼働

2026年9月30日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

食品卸売の旭食品、カナカン、丸大堀内を傘下に持つトモシアホールディングス(本社:東京都千代田区)は2026年9月29日、3社の販売管理などの基幹システムを1つに統合する刷新プロジェクトを2026年9月に開始したと発表した。オンプレミスで運用してきた現行システムをクラウドに移し、3社で異なっている業務運用を標準化する。富士通の食品卸売業向け業務アプリケーション「Fujitsu 食品流通 Sync Service」を採用し、2029年4月の稼働を目指す。

 トモシアホールディングスは、2013年に旭食品、カナカン、丸大堀内の3社が経営統合して発足した。統合後、20年以上前に構築した基幹システムをグループ共通基盤として活用してきたが、システムの老朽化や3社固有の業務運用が課題だった。

 今回、3社の基幹システムを1つに統合する刷新プロジェクトを開始した。オンプレミス環境で運用してきたシステムをクラウド環境で刷新し、業務運用を統一する。富士通の食品卸売業向け業務アプリケーション「Fujitsu 食品流通 Sync Service」を採用し、2029年4月の稼働を目指す。

 刷新の対象は、販売管理を中核とする基幹システムに加え、物流関連システムや情報系システムにまで広げ、グループ全体の業務を標準化する。既存システムをリビルト(再構築)してクラウド基盤へ移すことでシステムの柔軟性と拡張性を高め、将来の機能拡張やデータ活用に備える。

 AIの活用も進める。仕入先の請求と自社の仕入データを突き合わせる買掛照合に照合AIを導入して照合の精度を高める。また、問い合わせへの応答と運用ナレッジの活用にチャットAIを導入して業務を効率化する。

 Fujitsu 食品流通 Sync Serviceは、販売・仕入管理、債権債務、共通マスター、企業間連携、データ連携など、食品卸売業界の基幹業務に必要な機能を標準的なパターンとして体系化したアプリケーションである(関連記事:富士通、食品流通業界向け基幹システムを「食品流通 Sync Service」として体系化)。

 システム面での特徴は、これまでモノリシック(一枚岩)で個社ごとに構築してきたアプリケーションを、食品流通業界全体で使える共通機能としてマイクロサービス化したことである。食品流通業務を網羅する1500以上の機能を提供する。所望の機能を組み合わせて使える。

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