[新製品・サービス]

2010年8月20日(金)IT Leaders編集部

リスト

同ソリューションでは、Microsoft System Centerなどのマイクロソフト製品と組み合わせて、「F5 Management Pack for System Center Operations Manager」および「BIG-IP Local Traffic Manager Virtual Edition」を導入する。

• 「F5 Management Pack for System Center Operations Manager」：Microsoft System Center Operations Managerのプラグインとして、アプリケーション・トラフィックの可視化・管理機能を提供
• 「BIG-IP Local Traffic Manager Virtual Edition」（BIG-IP LTM VE）：アプリケーション・トラフィック管理システムの仮想化版

仮想化環境では、ITリソースを有効活用し性能を最大化するため、サーバー、ネットワーク、ストレージのプロビジョニングと一元管理を支援する高機能なツールが必要になるが、同ソリューションによって、Microsoftのプラットフォーム上で稼働する仮想環境やクラウドシステムにおいて、シームレスなアプリケーション・デリバリーが可能になる。さらに、アプリケーション・デリバリー環境の可視性を強化することで、ITリソースをそれぞれの企業や部門のビジネス目的に沿うように細かく調整し、最適化されたサービスを提供できるようになるとのこと。

ソリューションの詳細は以下のとおり。

• 仮想化およびクラウド・アーキテクチャモデルのサポートを強化
  F5は、ハードウェア・アプライアンスと仮想アプライアンスといった、物理・仮想両面のソリューション・ラインナップを提供し、Microsoft System Center Virtual Machine ManagerやWindows Server 2008 R2 Hyper-V環境における仮想ロードバランシングなどの統合運用を可能にする。BIG-IP LTM VEを採用した場合、従来のようにハードウェア環境構築などの追加のコストや時間をかけることなく、データセンター環境を迅速に拡張可能となる。
• マイクロソフトのDynamic Datacenter AllianceにF5が参加し、俊敏性の高いIT環境の構築を支援
  マイクロソフトが発表したDynamic Datacenter Allianceは、コンピューティング、ネットワーク、ストレージなどのテクノロジー・パートナーが参加するもので、F5はこのアライアンスにおける初のアプリケーション・デリバリ・ネットワーキング（ADN）分野のパートナーであり、ネットワーク・パートナーの創設メンバーでもある。このアライアンスなどのパートナーシップ活動を通じ、F5はマイクロソフトとの協力関係をさらに深めていく。
• マイクロソフト・ソリューションに対するITインフラの管理性および可視性の向上
  マイクロソフトが新たに提供するツールキット「Dynamic Datacenter Toolkit」にF5のソリューションが統合されることにより、仮想マシンの導入に要する時間が短縮され、仮想アプリケーションのプロビジョニング、ネットワーク・トラフィックの再構成、包括的なヘルスモニタリングなどの仮想化およびクラウド・システムの運用に不可欠な機能の構築が簡素化される。F5は包括的なアプリケーション・トラフィック管理機能、可視性、運用管理性を提供可能となる。

ホワイトペーパー「F5 BIG-IP とMicrosoft System Center の統合」
http://www.f5networks.co.jp/shared/pdf/WP_IntegratingBIG-IP.pdf

F5 Management Pack for System Center Operations Manager（v2.0）
http://www.f5networks.co.jp/microsoft/mp.html

F5のマイクロソフト・ソリューションページ
http://www.f5networks.co.jp/solution/application/microsoft.html

F5ネットワークス
http://www.f5.com/

F5ネットワークスジャパン
http://www.f5networks.co.jp/