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“プラスα”の価値を提供する真のエンタープライズクラウドとは

2013年5月31日(金)

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金融や公共分野に40年近い実績をもとに、強固なセキュリティと高度な信頼性、ニーズにきめ細かく応えるサービスを詳解

金融系の情報システム会社から発展してきたAGS。金融や公共といった分野を中心に40年近い実績を持つ同社は近年、自社の最新データセンターを活用したITサービスを展開しており、強固なセキュリティと高度な信頼性、ニーズにきめ細かく応えるサービス内容やサポート体制などが高く評価されている。そうしたAGSが2013年3月1日より提供するのが「AGS」クラウドαである。

金融・公共をはじめとする“固い”業種に強みを持つ

AGS株式会社
事業推進本部
クラウドビジネス推進室
シニアスペシャリスト水戸裕之氏

AGSは、都市近郊型データセンター「さいたまiDC」で知られている。2012年3月に同データセンターのさいたまセンターが開所したことは、記憶に新しい。

同社は、SIサービスとともに、さいたまiDCを活用したハウジングやホスティングを手掛けている。AGS 事業推進本部クラウドビジネス推進室のシニアスペシャリストである水戸裕之氏によれば、「金融や公共などのお客様に多く利用していただいています」とのことだ。

そのような“固い”業種の企業が、セキュリティや信頼性などの面で非常に高い水準を求めることは想像に難くない。「当社は、セキュリティや信頼性に万全を期すのはもちろん、さまざまな要望にきめ細かく応え、お客様の要求を満たしてきたと自負しています」と水戸氏。そうした同社が新たに提供するのが、クラウドサービス「AGS」クラウドαである。水戸氏は、新サービスの提供に至った背景について、「クラウドと言うと、金融や公共のお客様の選択肢になりにくいという印象があります。しかし、コストや拡張性などのメリットが広く認知された現在、当社のお客様にとっても、クラウドの有効活用が重要なテーマになっているのです」と語る。

目指すのはユーザーニーズに“ピタッとはまる”サービス

AGSの既存事業と同様に、“固い”企業をメインターゲットとする「AGS」クラウドαは、従来のIaaSとは一線を画す。まず、サービス提供基盤は、「お客様のシステムやデータを完全に守るため、すべてを堅牢かつ高セキュリティな自社データセンターで運用します」（水戸氏）。同氏によれば、さいたまiDCは、国際的なデータセンターの品質基準「Tier Performance Standards」の最高ランクであるTier-4と同等レベルの要件を満たしているという。

また、さいたまiDC内で運用しているということは、同社のホスティング／ハウジング上のシステムと安全かつ高速に連携可能ということを意味している。例えば、ホスティングしている基幹業務システムで不足しそうなリソースを、一時的にクラウドから調達するといったシームレスな運用が可能なのだ。

これらの特徴を含めて「AGS」クラウドαが目指しているのは、「お客様のニーズに“ピタッとはまる”サービス」であると水戸氏。サービス名称の“α”には、高度な付加価値、すなわち“プラスα”を備えたクラウドを提供しようという意気込みが込められているのだ。そうした付加価値の一例が、AGSが提供している多様な周辺サービスとの連携だ。

「大量印刷や封入封緘、デリバリーといった当社が提供してきた業務運用サービスとの連携も可能です。これまでは埋めることが困難だった“ニーズの隙間”を、きめ細かくケアします」（水戸氏）

「AGS」クラウドαの運用拠点であるさいたまiDCは、都心部から電車で40分程度で駆けつけられる距離にある。埼玉県には海がなく、さらにセンターの建設地は河川からも離れており、津波など災害の可能性が低いため、BCP（Business Continuity Plan）やDR（Disaster Recovery）という観点からも安心感がある。

最近、エンタープライズ向けを標榜するクラウドサービスが増えてきている。だが、AGSが“固い”企業／組織とともに長年に渡って培ってきた知見をバックボーンとする「AGS」クラウドαこそ、真のエンタープライズクラウドと呼ぶにふさわしいサービスではないだろうか。