アシスト、Pro-SPIRE、エンプレックスの3社は2009年5月22日、業績予測とIT統制業務チェックを迅速に実現するビジネスインテリジェンス（BI）パッケージ販売での協業を開始したと発表した。三社は、エンプレックスが開発・販売を手がけるプロジェクト収支管理システム「eMplex PBM」とアシストが提供するBIプラットフォーム「WebFOCUS」を活用し、多種多様に分析可能なレポートテンプレートを短期間で導入可能な「BIソリューション」として提供する。分析に必要なレポートの構築は、「WebFOCUS」でのBIテンプレート開発実績が豊富なPro-SPIREが担当している。
本ソリューションは、「eMplex PBM」上で集計されたプロジェクト別売上・原価情報をもとに、「WebFOCUS」を活用した多様な業績見込み管理レポートテンプレートを提供する。本パッケージの導入により、ユーザー企業は、月次売上・コストの推移や、期末着地見込みレポート等をリアルタイムで抽出することが可能となり、売上・利益の「先読み管理」を実現できる。
「WebFOCUS」は、高い生産性と操作性という特長のほか、Oracle、DB2などのリレーショナル・データベース、IMS/DB、VSAMといったレガシーシステム、SAPをはじめとするERPパッケージ、Webサービスなど、社内外に分散しているあらゆるデータ／システムとの接続性に優れたWebレポーティング・ツールである。定型、非定型を問わず、豊富で柔軟な視覚的レポート作成機能を活用できる。
「eMplex PBM」は、プロジェクト型ビジネスを行っている企業にとって必要な個別プロジェクト収支管理をワンストップで実現する。プロジェクト関連のデータを一元管理し、採算状況をリアルタイムで把握することが可能。また、現場の採算意識向上によるコスト改善・利益向上、さらに経営状況の「先読み管理」が可能となり、業績予測の精度も高めることができる。
BIソリューションの特徴は次のとおり。
- 「eMplex PBM」と「WebFOCUS」を一体化したユーザーインターフェース（PBMレポート画面からBIレポートを抽出）
- 「業績予測シミュレーション」と「IT統制 業務チェック」の2つの目的に合致したレポートテンプレートを提供
- 複数テンプレートの構築までを含め、パッケージ価格でご提供
- パッケージ型による、短期間・低価格導入の実現（導入サポート含め、最短2～3カ月）
- 要件に応じた拡張カスタマイズが可能
- ユーザーに分かりやすいナビゲーションで、ユーザー教育が容易
提供レポートテンプレートには次のものがある（一例）。
- 事業別・セグメント別 予算・実績・見込み一覧（フォーキャストレポート）
- 部門別売上/経費集計
- セグメント別/エリア別業績集計
- キャッシュフロー（資金繰り）予想
- 配賦レポート 等
- 個人別アサインメント予測 等
「BIソリューション」の価格は、ユーザー数、レポートの種類により異なる。
eMplex PBM（50ユーザー）、WebFOCUS（25ユーザー）、レポートテンプレート（5種類）の場合は、950万円～（税抜き）。
三社は今後、中堅企業市場を中心に、プロジェクト型で事業を行っている、ソフトウェア開発会社、コンサルティング会社、ウェブ制作会社、イベント・研修会社などへの導入を想定し、共同でプロモーション、マーケティング活動を行う。その第１弾として6月24日に「不況時に確実に利益を上げる為の情報活用セミナー」と題したセミナーを東京国際フォーラムG405で開催する予定。
「不況時に確実に利益を上げる為の情報活用セミナー」
http://www.emplex.jp/event/20090624/index.html
アシスト
http://www.ashisuto.co.jp/
Pro-SPIRE
http://www.pro-spire.co.jp/
エンプレックス
http://www.emplex.jp/index.html
