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NRIセキュア、グループ会社・委託先のセキュリティ対策状況を評価する「Secure SketCH GROUPSプラン」を刷新
2021年11月19日(金)日川 佳三（IT Leaders編集部）
NRIセキュアテクノロジーズは2021年11月19日、セキュリティ対策状況評価サービス「Secure SketCH（セキュア スケッチ）」の機能強化を発表した。同年12月下旬以降に順次提供する。Secure SketCHは、Webサイト上で自社のセキュリティ対策状況に関する設問に回答することで、セキュリティ対策状況の評価が得られるサービス。今回、グループ会社・委託先のセキュリティ対策状況を評価する「GROUPSプラン」を刷新し、主要なガイドラインに沿った「設問テンプレート」を標準で備えるようになった。
NRIセキュアテクノロジーズの「Secure SketCH」は、Webサイト上で自社のセキュリティ対策状況に関する設問に回答することでセキュリティ対策状況の評価が得られるサービスである。国内を中心とする1800社以上の統計データと比べた評価結果を表示する。対策を実行する際の要点や優先度などのアドバイスも得られる（関連記事：NRIセキュア、セキュリティ評価サービスSecure SketCHを強化、ロードマップの遂行を支援）。
Secure SketCHには、無料プラン「FREE」のほかに、3つの有料プランがある。FREEに対して分析機能などを追加した機能上位プラン「PREMIUM」、グループ会社や外部委託先のセキュリティ対策状況を一元的に管理できるプラン「GROUPS」、要件をヒアリングして適切な機能を提供するプラン「ENTERPRISE」である。今回、このうちGROUPSプランを機能強化した。
GROUPSプランの強化点として、主要なガイドラインに沿った「設問テンプレート」を標準機能として提供する。「NIST Cybersecurity Framework」や「CIS Controls v8」など国内外の主要なセキュリティガイドラインに沿ったテンプレートを用意する。これらを使うことで、評価対象の企業へのヒアリング項目を新たに作成することなく、脅威の動向を踏まえた評価をただちに開始できる（画面1）。
画面1：Secure SketCHの「GROUPSプラン」における設問テンプレートと、評価結果を可視化した画面（出典：NRIセキュアテクノロジーズ）拡大画像表示
また、評価業務をすべてWeb上で完結できるようにした。テンプレートや評価対象の企業を選択するだけで、簡単にグループ会社や委託先企業に対して回答を一斉に依頼できる。一方、依頼を受けた企業の担当者は、チームメンバーとWeb上で共同作業を行いながら回答できる。回答の進捗状況をWeb上で確認できるため、回答が滞っている企業にリマインドを行える。
ほかには、グループ会社や委託先ごとの評価をスコアで表示できるようになった。従来の評価業務ではExcelなどの表計算ソフトを使って回答結果を収集していたが、データの活用に手間がかかる点が課題だった。Secure SketCHでは、設問に重みづけを設定して回答結果をスコアリングできる。スコアは回答後リアルタイムに集計して可視化できるので、どのグループ会社や委託先の評価が高い/低いなどを一目で確認できるようになる。
NRIセキュアは、それぞれの機能強化のロードマップを示している（図1）。2021年12月下旬に主要4機能を提供開始する。一部の機能については、それ以降のバージョンアップで順次追加していく。
図1：Secure SketCHの「GROUPSプラン」に対する機能強化のロードマップ（出典：NRIセキュアテクノロジーズ）拡大画像表示
