[新製品・サービス]

2020年1月14日(火)日川 佳三（IT Leaders編集部）

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　NetVizura NFAは、フローコレクタ製品である。ルーターやスイッチが出力するNetFlowやsFlowなどのフロー情報（送信元／送信先IPアドレスやポート番号などの通信統計情報）を収集して可視化する。ソフトウェアまたはハードウェアアプライアンス機器の形態で提供する。これを社内LAN上に配置することによって、社内LANのトラフィック情報を可視化できる。

　NetVizura NFAによって、トラフィック情報の5W（どこ、だれ、いつ、何、なぜ）を簡単に追跡できるとしている。フローデータに対する検索やソート、CSV（カンマ区切り形式）出力などができる。サブネットやサービスを定義することによって、閲覧したいトラフィックだけを分析の対象にできる。トラフィックに関するレポートを自動で作成し、メールでスケジュール配信できる。

　今回、NetVizura NFAのオプションとして、Syslogサーバー機能とSNMPトラップ受信機能を担うNetVizura ELAを用意した。サーバー機などがSyslog形式で出力したシステムログを収集して可視化できる製品である。SNMPのトラップも受信できる。フローコレクタのNetVizura NFAと組み合わせることで、ネットワーク上で発生している問題を特定できるようになる。

図1：フローコレクタ「NetVizura NetFlow Analyzer」のオプションでSyslogサーバー/SNMPトラップ受信の「NetVizura EventLog Analyzer」を用意した。受動的な情報収集をトータルに実施できるようになる（出典：ジュピターテクノロジー）
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　フローコレクタのNetVizura NFAとSyslogサーバー/SNMPトラップ受信のNetVizura ELAによって、ネットワーク機器やサーバー機からのパッシブ型の（受動的な）情報収集をトータルに実施できるようになる（図1）。パッシブ監視を1台のサーバーに集約することで、トラブルシューティングを迅速化できるとしている。また、ネットワークトラフィック、Syslog、SNMPトラップに対して閾値を設定し、閾値を超えた際に警告を出す運用ができる。

　製品の提供形態は、ソフトウェアまたはハードウェアアプライアンスの2種類。このうち、ソフトウェアは年額制のサブスクリプションライセンスとして提供する。ソフトウェアの価格（税別）は、NetVizura NFAとNetVizura ELAのセットで、1秒あたり50フローまで、Syslog送信機器3台までが年額14万5000円、1秒あたり500フローまで、Syslog送信機器3台までが年額45万3000円。