筑波銀行(本店:茨城県土浦市)は、20年以上利用してきたグループウェア中心の業務環境を、複数のSaaSを組み合わせたマルチSaaS環境へと移行している。これに合わせ、SaaSの認証にSSO基盤「HENNGE One」を導入した。導入後は約2400 IDの認証を担っている。「HENNGE One」を提供したHENNGEが2026年10月30日に発表した。
筑波銀行は20年以上にわたり、メールや各種アプリケーションなど多くの業務を1つのグループウェアで運用してきた。こうした中、数年前に銀行全体のインターネット利用基盤を刷新し、SaaSなどの外部サービスを活用して利便性と安全性を確保する方向へと舵を切った。
取り組みの1つとして、まずはクラウド型のセキュリティサービスを導入した。これが成功体験となり、メールやファイル共有、コミュニケーション基盤などのあり方を見直し、複数のSaaSを組み合わせたマルチSaaS環境を整えた。
マルチSaaS環境では、認証の運用も見直した。以前は、個々のサービスごとにIDやパスワードを管理していた。パスワードも定期的に変更していた。これを改め、ユーザーにIDとパスワードを打たせる文化から脱却したいと考え、SSO(シングルサインオン)機能を備えた「HENNGE One」を導入した。
HENNGE Oneの選定にあたっては、人事異動や入退職に伴うユーザー管理をできるだけ自動化できるように、SAML(SSOの認証結果をログイン先システムに伝えるプロトコル)とSCIM(ユーザーアカウントをログイン先システムに反映するプロトコル)が使えることを絶対条件とした。また、HENNGE Oneの運用ではデバイス証明書も利用し、端末を含めて認証している。
筑波銀行は現在、約2400 IDの認証をHENNGE Oneに集約し、複数のサービスの認証基盤として活用している。エンドユーザーは、多要素認証の手段として利用しているワンタイムパスワードアプリ「HENNGE Lock」の使い勝手を評価している。ワンタイムパスワードを手動で入力する代わりに、スマートフォン上で「許可する」ボタンを押すだけで認証が成立する。
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