NECは2024年5月30日、ユーザー企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）支援強化を目的に、約400人からなるDX事業推進組織を設置したと発表した。合わせて、同社のDX事業の新コンセプト「BluStellar（ブルーステラ）」を掲げ、これを中期経営計画達成に向けた成長エンジンと位置づけてDX事業を加速するとしている。
NECは、ユーザー企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）支援強化を目的に、約400人からなるDX事業推進組織を設置した。DX構想の策定からサービスデリバリー、運用・保守まで、すべてのプロセスにAIを活用するとしている。「従来型のSIビジネスから進化し、顧客価値の最大化を図る」（同社）ことを狙う。
コンサルティングサービスにおいては、データサイエンスの知見を基にユーザーの構想を策定するAIコンサルタント約100人を設置し、戦略コンサルティングを強化する。また、2025年に向けて、社内のDX人材1万2000人を目標に挙げている。
パートナーとの共創では、新たな市場価値創出に向けて、グローバルのハイパースケーラーとの戦略的協業や共創パートナープログラムなど、約400社のパートナーと共に事業を強化・拡大するとしている。
合わせて、NECのDX事業の新たなコンセプト「BluStellar（ブルーステラ）」を発表した。BluStellarは「業種横断の知見と先端技術でビジネスモデルを変革し、社会課題やユーザーの経営課題を解決する価値創造モデル」であると説明。これを中期経営計画達成に向けた成長エンジンと位置づけてDX事業を加速するとしている（図1）。
図1：DX事業推進の新コンセプト「BluStellar」の概要（出典：NEC）拡大画像表示
