テラスカイ子会社のCuonは2026年9月24日、ローカル生成AIシステム「Private AI Appliance」を発表した。同年11月1日から提供する。ユーザー環境にサーバーアプライアンスを設置して使う。管理機能はクラウド型で提供する。コンテナ稼働や外部SaaSアクセス時の認証情報管理など、情報漏洩を防ぐことに注力している。
Cuonの「Private AI Appliance」は、ローカル環境で動作する生成AIシステムである。ユーザー企業のオンプレミス環境に設置するサーバー機「Box」と、運用管理を担う「Cuonクラウド」で構成する。クラウド型の大規模言語モデル(LLM)が抱える、機密データが社外に流出するリスクを抑える。
図1:ローカル生成AIシステム「Private AI Appliance」の構成(出典:Cuon)拡大画像表示
本体であるサーバー機のBoxは、検証済みのLLM、AIエージェント実行環境、ワークスペースとなる画面などで構成する(図1)。各機能は、Dockerコンテナとして稼働させる。万が一、ファイルに仕込まれた悪意あるプロンプトなどを実行した場合でも、被害をコンテナ内に閉じ込める。
運用管理を担うCuonクラウドは、LLMやAIエージェント、システム全体の稼働状況を監視・管理する機能を提供する。通信はBoxからCuonクラウドへのアウトバウンドで完結し、クラウド側から社内ネットワークに向けた通信は発生しない。
AIエージェントが外部SaaSのデータにアクセスする際に、Boxから外部SaaSの認証情報が漏洩するのを防ぐ仕組みも備えた。具体的には、外部SaaSへのアクセスに必要なOAuthトークンなどの認証情報をCuonクラウドで一元管理し、Boxには保持しない。Box上のAIエージェントは、Cuonクラウド上のゲートウェイを介して外部SaaSにアクセスする。ゲートウェイは、リクエストを中継する時点で認証情報を付加する。
- 業務システム 2027年4月強制適用へ待ったなし、施行迫る「新リース会計基準」対応の勘所【IT Leaders特別編集版】
- 生成AI/AIエージェント 成否のカギは「データ基盤」に─生成AI時代のデータマネジメント【IT Leaders特別編集号】
- フィジカルAI AI/ロボット─Society 5.0に向けた社会実装が広がる【DIGITAL X/IT Leaders特別編集号】
- メールセキュリティ 導入のみならず運用時の“ポリシー上げ”が肝心[DMARC導入&運用の極意]【IT Leaders特別編集号】
- ゼロトラスト戦略 ランサムウェア、AI詐欺…最新脅威に抗するデジタル免疫力を![前提のゼロトラスト、不断のサイバーハイジーン]【IT Leaders特別編集号】
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
AIの真価は「今この瞬間」の感知にある。「Data Streaming Platform」で実現する「AI Ready Data」を解説
-
-
-
VDIの導入コストを抑制! コストコンシャスなエンタープライズクラスの仮想デスクトップ「Parallels RAS」とは
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-



