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NTTテクノクロス、オンプレミス型IP-PBXソフトウェアに音声通訳オプション
2026年11月4日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)
NTTテクノクロスは2026年10月30日、オンプレミス型IP-PBX「Crossway」に「AI音声通訳」オプションを追加すると発表した。音声認識から翻訳処理まで施設内のオンプレミス環境で完結する。機密情報を外部へ出すことなく、リアルタイムに双方向で通訳できる。機密情報を扱う製造現場などでの利用を想定する。
NTTテクノクロスの「Crossway」は、オンプレミス型のIP-PBX(構内交換機)ソフトウェアである。構内の電話機どうしの内線通話と、外部の電話網との外線通話をつなぐ。今回追加したオプション「AI音声通訳」は、IP-PBXが処理する通話中の音声をリアルタイムに通訳する機能である。日本語、ベトナム語、英語を双方向で通訳する(図1)。
図1:IP-PBX「Crossway」に追加した「AI音声通訳」機能の動作イメージ(出典:NTTテクノクロス)拡大画像表示
背景には、外国人労働者が増えている一方、製造業の現場では安全指示や品質管理、設備トラブル時の状況確認など、正確性が求められるコミュニケーションが不可欠という事情がある。加えて、現場でのコミュニケーションには製造ノウハウなどの機密情報や顧客情報が含まれる場合があり、音声を外部クラウドに送信する一般的な翻訳ツールは利用しにくい。
今回、オンプレミス型のIP-PBXで使える音声通訳機能をオプションで用意した。施設内で完結する環境で、日本語・ベトナム語・英語のリアルタイムな双方向音声通訳を実現する。エンドユーザーは、いつも通り受話器を取って通話を始めるだけで自動的に通訳が始まるため、特別な操作は不要である。
現場固有の用語集を辞書として登録できる。これにより、製品型番や工程名、部署名、現場での通称など、それぞれの現場で使う専門用語を正確に通訳する。指示の聞き間違いや誤認による作業ミスや手戻りを防ぐ。
利用にあたっては、Crossway本体の契約が必要である。今後は、通訳対象の言語を順次拡充するとともに、同一のオンプレミス基盤上で、マニュアル検索や設備連携などの機能を段階的に追加する。また、製造業だけでなく、外国人との接点が多い自治体・物流・介護分野への展開も進める。
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