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テラスカイ、入力した要件をもとにSalesforce開発の設計書を生成するAIエージェント

2026年9月18日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

テラスカイは2026年9月18日、Salesforceアプリケーション開発支援ツール「BLADE SAYA」を発表した。同年11月から提供する。専用のプロンプトを組み込んだAIエージェントが、Salesforce開発に使うドキュメント類を自動で生成する。これにより、設計、テスト、保守運用など各プロセスの品質を担保する。

 テラスカイの「BLADE SAYA(ブレード サヤ)」は、Salesforceを基盤とする業務アプリケーションの開発を支援するツールである。専用のプロンプトを組み込んだAIエージェントが、Salesforce特有の制限や推奨アーキテクチャに準拠した設計ドキュメントを自動で生成する(画面1)。

画面1:設計書を生成するAIエージェントとのチャット画面(出典:テラスカイ)
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 テラスカイが蓄積してきた8000件超のSalesforce開発ノウハウやベストプラクティスをAIで再現する。実装前の要件整理から設計、テスト、保守運用まで各工程の品質を担保することで、手戻りの削減、担当者によらない品質の均一化、仕様変更時の影響範囲の可視化を狙う。

 専用の画面に要件を入力するだけで、Markdown形式の設計書を生成する。各工程に対応したエージェントが、プロンプトテンプレート、共通ナレッジ、ユーザー固有のSalesforce設定情報・設計書などを参照しながら生成する。設計書は、各種の開発環境やAIコーディング環境でそのまま活用できる。必要に応じてテラスカイがコーディングなどを伴走支援する。

 背景には、企業においてSalesforceアプリケーションの自社開発が進む一方、開発現場では開発終盤に生じる認識齟齬や考慮漏れによる大幅な手戻り、開発ノウハウの属人化にともなう品質・対応力のばらつきが課題になっているという事情がある。

 エージェントは複数あり、要件定義からテスト・保守までの各フェーズをカバーする。主要なエージェントは以下の通りである。

  • 機能要件一覧作成Agent:業務資料を解析し、Salesforce標準機能と個別開発(アドオン)の切り分けや制限事項を踏まえた要件一覧のドラフトを生成する
  • 基本設計書作成・レビューAgent:Mermaid図を含む基本設計書のベースを作成するとともに、Salesforceの制約や考慮漏れを自動監査して指摘する
  • 詳細設計書作成Agent:Apexトリガ(バルク処理・再帰防止)、Apexバッチ(ガバナ制限回避)、LWC(Lightning Web Components)、各種フローなど、Salesforce特有の実装スタイルに即した詳細設計書を生成する
  • 結合テストシナリオ作成Agent:業務プロセスに沿って、システム間・機能間連携を検証する整合性の高いテストシナリオを作成する
  • 影響分析Agent:既存の設計書などを横断的に解析し、仕様変更やバージョンアップが及ぼす影響範囲とリスクを提示する
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