米リバーベッドの日本法人は2015年4月23日、ネットワークやアプリケーションなどの処理性能を1カ所に集約し、システム全体を可視化するためのポータルソフトウェア「Riverbed SteelCentral Portal」の提供を開始したと発表した。
SteelCentral Portalは、同社の性能可視化製品「SteelCentral」や、WAN(Wide Area Network)最適化/制御製品「SteelHead」が取得した性能データを集約するためのソフトウェア。ネットワーク全体を流れる通信をアプリケーション単位で把握することで、処理速度の高速化や、トラブル対応、最適化を図るための情報を提供したり、将来起こり得る障害を予防したりできる。
ウィザードの手順に従ってアプリケーションを検出し、動的なサービスマップを作成する。ワークフロー機能により、利用可能なデータに基づいて適切な指標を選択できる。管理者が必要な情報を選択すると、利用できるデータソースに基づいて別のワークフローを自動的に用意する。
複数のチームが同じ性能データを参照できるため、各チームが効果的に協力して問題の根本原因を迅速に診断できる。個々の役割に合わせたホームページをユーザーごとに用意する。ダッシュボードはカスタマイズでき、各ユーザーの求めに応じて優先順位の高い情報を表示できる。
例えば各チームのメンバーは、アプリケーションやネットワークの性能やエンドユーザーへの影響に関する共通の情報を「High-Level Summary View」で確認。問題がアプリケーションに起因する場合、アプリケーションチームが、このビューである「Application Map」を使って、その事実を迅速に把握し、情報を掘り下げて根本原因を探せるようになる。