米オラクル(Oracle)は2019年9月16日(米国現地時間)、米VMwareとの提携を拡大したと発表した。オラクルはVMware環境で動作するOracleソフトウェアについてサポートを提供する。加えて、Oracle Cloud上で利用できるVMware環境を販売する。日本オラクルが同年9月17日に国内で発表した。
米オラクルと米VMwareが提携を拡大した。提携の一部としてオラクルは、オンプレミスかクラウド環境かを問わず、VMware仮想環境で稼働するOracleソフトウェアについて技術サポートを提供する。同社がVMware環境上のOracleソフトウェアに技術サポートを提供するのは、今回が初めてである。
提携ではさらに、Oracle CloudのベアメタルサービスでVMwareのクラウド運用ソフトを動作させて提供し、「Oracle Cloud VMware Solution」の名称で販売する。ミドルウェアは「VMware Cloud Foundation」をベースとしており、VMware vSphere、NSX、vSANなどをフルスタックで提供する。
ユーザー企業は、オンプレミスのVMware環境と同等の環境をOracle Cloudにも用意できるようになる。状況に応じて、オンプレミス環境とOracle Cloud環境の間で業務システムのワークロードを柔軟に移行できる。