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[新製品・サービス]

アクセンチュア、経営判断をAIが支援する「AI Poweredマネジメントコックピット」を提供

2020年10月21日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

アクセンチュアは2020年10月21日、AIを活用した業務アプリケーション群「AI Powered サービス」を拡充し、新たに6製品を追加して10製品構成とした。新製品の1つが、経営判断を支援するKPIダッシュボード「AI Poweredマネジメントコックピット」である。AIが業績を予測し、取るべき対策と、対策時に期待できる効果を提示してくれる。精度の高い経営判断が可能になる。

 アクセンチュアは、AIを活用した業務アプリケーションの1つとして、経営判断を支援するKPIダッシュボード製品「AI Poweredマネジメントコックピット」の提供を開始した(画面1)。データからAIが業績を予測し、目標を達成するための推奨シナリオを作成して提示する。計画の修正オプションをいくつか提案し、計画の修正がKPIに与える影響を予測する。これにより、早期の経営判断が可能になる。

画面1:AI Poweredマネジンメントコックピットの画面(出典:アクセンチュア)画面1:AI Poweredマネジンメントコックピットの画面(出典:アクセンチュア)
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 まずは、直近の実績データをベースとした重要KPIを監視して、早期に異常を検知する。何もしなかった場合の成り行きを客観的に予測する。AIは、利益最大やコスト最小など、推奨するシナリオを提示する。値引やマーケティングなどのアクションに応じてKPIがどう変化するかをシミュレーションする(図1)。

図1:AI Poweredマネジンメントコックピットの概要(出典:アクセンチュア)図1:AI Poweredマネジンメントコックピットの概要(出典:アクセンチュア)
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 説明会では、月次経営会議にAI Poweredマネジンメントコックピットを使うユースケースをデモンストレーションした。デモンストレーションでは、売上目標を達成できないことへ対策として、売れている商材Aについてマーケティング費用を増額する案などを、売れていない商材Bについて値引きの案などを提示した。

 それぞれの対策のリスクも提示した。商材Aについては、マーケティング費用を増やすリスクとして、発注を増やすためにサプライヤーとの調整や、空輸の必要性が生じることを提示。商材Bの値引きについては、利益率が下がるリスクがあるが、予測では売上、在庫、保管/物流費は改善することを示した。

 社長などの意思決定者や担当者がダッシュボードを見ながら対話することで、その場で経営判断ができる。

 AI Poweredマネジメントコックピット以外にも、5つの新製品を追加した。

  • AI Powered ナレッジシェアリング(検索者の意図をAIが理解して、蓄積した知見を横断検索)
  • AI Powered プロダクツ&サービス(製品を販売した後でも顧客と常に接点を持ち続けて顧客を理解)
  • AI Powered セールス(営業活動データを分析)
  • AI Powered アセットメンテナンス(ドローンで取得したデータを用いた監視・確認)
  • AI Powered タレントイノベーション(従業員体験を向上させるきっかけを分析)
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Accenture / 経営管理 / ダッシュボード

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