[事例ニュース]

富山市、BIツール「Tableau」を導入、職員が自らの手でデータ加工・分析を実践

都市計画課では人口動態データを地図やグラフで可視化

2025年7月17日(木)IT Leaders編集部、日川 佳三

富山県富山市がBIツールを導入し、職員みずからデータを加工・分析してレポートを作成するデータ活用を実践している。アグレックスの支援の下、セールスフォース・ジャパンのBIツール「Tableau」を活用して、都市計画課では人口動態データを基に、年代ごとの人口や世帯分布を地図やグラフで可視化したBIダッシュボートを構築している。インテックが2025年7月17日に発表した。

 富山県富山市は、人口減少や高齢社会の進行を見据え、デジタル技術とデータ利活用によるスマートシティ政策を推進している。2019年からはデータ連携基盤を運用している。IoTセンサーから蓄積したデータやオープンデータを活用し、行政課題の解決や業務効率化、市民サービスの向上に向けた新サービス・新産業の創出に取り組んでいる。

 2025年2月には、エンジニアやデータアナリストなどの専門家でなくても現場の職員みずからデータを加工・分析してレポートを作成できるように、セールスフォース・ジャパンのBIツール「Tableau」を導入して利用環境を整えた(関連記事セールスフォース、AIエージェントと連携するクラウドBI「Tableau Next」をリリース)。

 インテックが富山市の取り組みを支援し、今回のTableauの環境構築をアグレックスが担当した。アグレックスは、業務の背景や現状の課題をヒアリングし、分析対象データの候補や所在を確認してBIダッシュボードのイメージを検討。その後、職員にグラフや表、マップの作成方法の研修を行い、BIダッシュボード構築作業をサポートした。

 構築したBIダッシュボードの例として、都市計画課は、人口動態データを基に、年代ごとの人口や世帯分布を地図やグラフで可視化。市内の居住状況を視覚的に把握できるようになった(画面1)。

図1:富山市都市計画課がTableauを使って作成したBIダッシュボード画面(出典:インテック)
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