ワークデイは2021年4月15日、クラウド型の人事アプリケーション「Workday」において、外部システム連携をともなったカスタマイズ開発ができる新機能「Workday Orchestrate」を発表した。業務の要件に合わせてWorkdayをカスタマイズ開発できる機能「Workday Extend」において利用できる。
Workdayは、クラウド型の人事アプリケーションである(関連記事:日立ソリューションズ、クラウド型の人事アプリケーション「Workday」を販売開始)。従業員に関する人事情報を一元的に管理する。人材のスキルや人員数などを、グループ全体で把握できる。人材の適切な配置や従業員の自律的なキャリア形成などを支援する。
Workdayの特徴の1つは、業務の要件に合わせてアプリケーションや拡張機能をカスタマイズ開発できることである。この機能を「Workday Extend」(旧称は「Workdayクラウドプラットフォーム」)と呼ぶ。一般的な業務のシナリオをカバーするテンプレートやサンプルアプリケーションも提供している。
ワークデイによると、Workday Extendを利用することで、本来であれば数カ月を要するアプリケーションの開発期間を、数週間にまで短縮できる。アプリケーション開発の手間を、Workday Extend以外の開発手法と比較して、最大で75%削減できる、とアピールする。
今回、Workday Extendの新機能として、外部システムと連携するアプリケーションを開発できるWorkday Orchestrateを追加した。ローコードでアプリケーションを開発できる機能「Orchestration Builder」も提供する。ロジック定義、データマッピング、変換処理などを、ドラッグ&ドロップでビジュアル開発できる。