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DXを伴走する少数精鋭の技術者集団、ネットワークを熟知した先達が難題を解決する

2021年4月27日(火)

インターネットの普及が社会やビジネスシーンを大きく変える契機となり、その後も要素技術の著しい進化を伴いながら我々の前途を拓いている。その恩恵に預かるべく、企業も様々なチャレンジを繰り広げているが、壁に直面することも珍しくはない。ネットワーク領域を中心に、持ち前の知見やスキルで難題解決の実績を積み重ね、存在感を示しているのがマイクロリサーチだ。その独自の強みに迫る。

デジタルテクノロジーの級数的な進化と普及が社会に多大な影響を与えている。とりわけ5GやIoTといったネットワーク分野の動きは活況であり、企業に新たな可能性を広げたり、人々の暮らしを豊かにしたりしていることは多くが実感していることだろう。斬新なビジネスモデルが世に受け入れられたなら、一気に広がる昨今だ。つまり先行優位性が強く働くだけに、企業は様々な要素技術をウォッチしながら、他社に先駆けて実業に適用していくチャレンジを続けている。旗印は「デジタル変革(DX)」だ。

センサーが発する大量のシグナルを収集して解析する。あるいは、スマートフォン上で心地よいユーザー体験を創出する。もっと言えば、積極果敢にDXを仕掛けていく──。この時に、ともすればAIなど注目度の高い技術に意識を向けがちだが、意外にも通信技術に差別化のチャンスがある。ここに照準を当て、顧客やパートナーに合わせて、持ち前の技術力でソリューションを提供しているのがマイクロリサーチだ。

「企業がネットワーク機器などの通信関連分野をリサーチしたり実際にビジネスに取り込んだりする際、すでに製品化やサービス化された“ありもの”しか使えないと決め込んでいるのは残念ですね。本来のやりたいことに立ち返り、思い通りのものが無ければ既製品を大胆にカスタマイズしたり、新規に作ったりしてでも実現するという気概が欲しいところです。そんな意欲に溢れる企業の担当者が、探すに探して、最終的に当社に辿り着いたというケースがにわかに増えています」。そう話すのは、マイクロリサーチで副社長を務める井澤誠氏である。

マイクロリサーチで副社長を務める井澤誠氏

アナログモデムの時代から技術力で独走

2008年5月創業のマイクロリサーチは、自社ブランドによるネットワーク機器(IoTゲートウェイ、法人向けルーター/モデムなど)の設計開発・販売に加え、それらをベースとしたカスタマイズ対応や、OEM/ODM製品の開発・販売などを手掛ける企業だ。1987年10月に設立したマイクロ総合研究所にルーツがある。

1985年の通信自由化、それにパソコン通信ブームが続き、多種多様な通信方式、通信手順、通信媒体、そしてネットワークが誕生した経緯は周知の通りだ。時代と共にさらなる進化と分離融合を繰り返し、今なお新しいテクノロジーが次々と登場している。マイクロ総研として存在していた当初から、その激動の中を独自の技術力で走り抜けてきた。

「アナログモデム時代を振り返ると、当時、ロックウェルなどのモデムチップを持ってきて繋げば、動くことは動いたんですよ。もっとも、日本のJATE(電気通信端末機器審査協会)の認定を受けるには様々なチューンナップが必要で、我々はファームウェアに手に入れて対処するなど、腕を磨き、ノウハウを蓄積しました。その体験を通して『技術的に細部まで熟知してコントロールできること』の強さを学び、以降、開発力で真っ向勝負してきたのです」(井澤氏)。

アナログモデムからISDNルーター、さらにルーターなどのネットワーク機器へと軸足を移しながらも今なお、カーネルやプロトコルスタックなどの独自開発に強いこだわりを持つ。一部には組み込みLinuxなどGPL(General Public License)対象のものを使うこともあるが、それでも自分たちの中で全て中身を咀嚼して扱うという。「いわば、すべてDIYでやっているということです。だからこそ、どのレイヤーにも手を加えられるのです。ルーティングエンジンを積めばルーターとして機能しますし、それにブリッジやパケットキャプチャなどの機能を付加すれば用途の幅をぐっと広げることができるわけですよ。もう、自由自在です」と井澤氏は強調する。

2つの主力製品を軸にカスタマイズで全方位対応

IoTゲートウェイ製品の1つ「MR-GM3」の外観
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主力プロダクトの一つにIoTゲートウェイがある。2009年に無線LANモバイルルーター「Genemova」をリリースしたのを足がかりとしてUSBモバイルカード接続型、LTE/3G通信モジュール内蔵型などの進化を続け、今日もまた実績を積んでいる。これらの累計出荷は10数万台超を数えるが、実にその半分以上がユーザーの要件を聞き入れた上でのカスタマイズ案件だという。

そのカスタマイズには大きく4つのレベルがある。ライトなものから順に挙げると工場設定カスタマイズ、ファームウェアカスタマイズ、ハードウェアカスタマイズ、フルカスタマイズである。最後のフルカスタマイズは、いわばODMに相当するものだが、すでに3万台を超える実績がある。

レイヤー2 VPN装置「UnifiedGate」シリーズの外観
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「UnifiedGate」シリーズもメインストリームの一角に位置づけられる。遠隔にあっても社内ネットワークのように自由に通信ができる“プロトコルフリーなレイヤー2のVPN装置”であり、拠点間ハブのように機能するものだ。2004年に市場展開を始め、モデルの変遷はあれど17年にわたるロングセラーとなっている。

高価な広域イーサネット回線を安価なブロードバンド回線に切り替え、併せてUnifiedGateを導入することで、従来環境と遜色のないセキュアなVPN接続が可能となり、通信コストは概ね3分の1へと大幅削減できる──こうした実益が根強い需要を支えているようだ。シリーズ累計で1万台を超える出荷実績があり、うち数百台はルーター機能も組み合わせるようなカスタマイズ対応である。

何がベストかを考え尽くし顧客の要望に応える

先に「ユーザーの要望に沿って個別にカスタマイズする」と言及したが、具体的にはどのような案件があるのだろうか。いくつかの例を挙げてみよう。

●ルーターのセキュリティアプライアンス化

単純にL2からL3にルーティングするのではなく、動的に取得するブラックリスト情報に照らして安全性をチェックし、問題なければ拠点内にパケットを流すようにしてほしいとの要望に対応。いわば、セキュリティアプライアンスとしての作り込みであり、プロトコル部分などにも手を入れた。

●動的IPアドレスによる船舶内インターネット接続

近海を航行する船舶にてインターネットを使いたいが、通信コスト抑制の観点から動的IPアドレスで契約することが条件。頻繁にIPアドレスが変わることによる問題を解消したいとの要望に対応。新しいIPアドレスが振られる都度、メールで周知する仕組みを中心に機能を追加した。

●アミューズメント施設における人流把握によるCS向上

多くの人がスマホを持ち歩いている状況下、どのエリアにどのぐらい滞在していたかを可視化して、体験価値・顧客満足度を高める活動に活かしたいとの要望に対応。Wi-Fi機能をオンにしているモバイル端末を対象にMACアドレスを記録し、大まかな動きや滞在時間をレポートできるようにした。

「その企業にとって何がベストかを常に意識します。カスタマイズせずとも、例えば『このルーターと、この回線と、このサービスを組み合わせれば貴社が望むビジネスモデルが成り立ちます』という提案も過去に何度もありました。他社製品やキャリアの機能詳細まで知っているからこそと自負しています」とは井澤氏の弁だ。

中には、ハードウェアレベルから仕様変更してほしいとの声が寄せられることもある。同社には台湾に委託工場があり、必要に応じて個別に回路設計して部品選定し、要望通りに製造する準備が整っているのも特長だ。また、汎用的な仕様としてUSBポートを備えており、例えばシリアル変換装置をかませることでパトライトのような信号灯と通信するような用途にも対応することができる。さらに、工場出荷設定を顧客別に、あるいは1台1台をきめ細かく変更して出荷することも手慣れたものだという。

最後に“ドヤ顔”で握手するのが至福の瞬間

複雑でハードルの高い様々な相談事に対して、全方位で対応してきたマイクロリサーチ。「予算が合わずに失注したことはありますが、技術的には常に “We Can Do It”が決め台詞です」と井澤氏は胸を張る。総勢30人ほどの規模ではあるものの、中には10BASE-Tといった規格ができあがる前からネットワークに触れ通信機器を作っていた強者も顔を揃えており、まさに少数精鋭というのが相応しい。

そんな同社が今、見据えているのはワイヤレス通信の世界だ。5Gに続く6G通信が一般化すれば、今で言うLANやWANという概念がなくなると見ている。「広域も閉域も、いわばRadio Area NetworkとしてのRANが台頭することとなり、通信の常識は様変わりしますし、信頼性や安全性の担保が大きなテーマになってきます。ワイヤレスセキュリティが重要なキーワードになることは間違いなく、我々はその時代に向けて動き始めています」(井澤氏)という。

ルーターを例にとれば、今は半導体にルーティング処理を担わせるのが主流だ。TCP/IPや、その下のMACレイヤーの隅々まで人手で触って意図通りの制御を実現しようとする、マイクロリサーチにとっては当たり前のやり方は、もはや前時代的かもしれない。しかし、そこにこだわりがあるからこそ、他にはない強みがある。悩みを抱えた一般企業やSIerが、探しに探して最後にマイクロリサーチにたどり着く背景には、誰もやろうとはしないことを実直に続けてきた歴史があると言えるだろう。

「願いかなった先でお客さんに喜んで頂ける瞬間が一番嬉しいですね。マイクロリサーチと巡り会えてよかったでしょう?と最後に“ドヤ顔”で握手するのが何よりも楽しみなんです」と井澤氏。顧客起点の提案型カスタマイズに徹するエッジの効いた技術者集団が、DXへと邁進する上での力強いパートナーになってくれることは間違いない。


●お問い合わせ先

株式会社マイクロリサーチ

https://www.MRL.co.jp/

お問い合わせフォームはこちら:https://www.mrl.co.jp/contact/contact.html

〒140-0004
東京都品川区南品川2-2-10 南品川Nビル2F
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