プラスチック部品の成形などを営むニッポーは、生産、販売、原価までを管理するSCM(サプライチェーン管理)システムを稼働させた。製品や事業部ごとにサイロ化していた生産情報を一元化して、製品別に原価を管理できるようにした。SCMアプリケーションには、ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)の「mcframe 7」を採用した。SIベンダーはコベルコシステムである。ビジネスエンジニアリングが2021年4月28日に発表した。
プラスチック部品の成形などを営むニッポーは、生産、販売、原価までを管理するSCM(サプライチェーン管理)システムを稼働開始した。SCMアプリケーションには、ビジネスエンジニアリング(B-EN-G)の「mcframe 7」(図1)を採用した。
図1:「mcframe 7」の概要(出典:ビジネスエンジニアリング)拡大画像表示
まずは、生産管理と販売管理をシステム化した。生産管理では主に、納期回答、在庫管理、ロット管理でメリットが出ている。原価管理は次期フェーズで取り組む。
ニッポーはこれまで、生産管理と原価管理をシステム化していなかった。代わりに、基幹業務システムから必要なデータを手作業で収集し、Excelで加工して生産状況と原価を管理していた。このため、製品ごとの原価や取引先ごとの原価を把握できていなかった。
また、見積もり時点で設定した原価を後から変更した際に、変更した原価を細かく管理する仕組みがなかった。最終的にどれだけ原価がかかっているのかを
、検証できていなかった。
ニッポーの事業形態も、事業部と工場の連携を困難にする一因だった。製品特性別に事業部が複数独立しており、独立採算制を採用していた。また、製品の製造にあたっては、自社生産だけでなく社内間取引が多く発生していた。
こうした経緯から、基幹システムの刷新にともない、新たなSCMシステムを構築した。採用したmcframe 7は、製造業向けの生産・販売・原価統合パッケージソフトウェアである。
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