ワークスアプリケーションズ(WAP)は2025年7月2日、クラウドERP「HUE」の固定資産管理モジュール「HUE Asset」に、新リース会計基準への対応を支援する税務処理機能を追加した。会計と税務で異なるリース情報を一元的に管理し、企業が直面する「税会不一致」を解消するとしている。
ワークスアプリケーションズ(WAP)の「HUE」は、ERPアプリケーションである。最近の機能強化では、Microsoft Copilot for Microsoft 365など生成AIとの連携機能を追加しているほか、意思決定の判断時に候補を提示するなど、経理業務を自動化するAI機能を実装している(関連記事:クラウドERP「HUE」に経理業務を省力化する生成AI機能、意思決定の候補提示などが可能に)。
「HUE Asset」はHUEの固定資産管理モジュールである。今回、標準機能として、新リース会計基準への対応を支援する税務処理機能を追加した。会計と税務で異なるリース情報を一元的に管理し、企業が直面する「税会不一致」を解消するとしている(図1、関連記事:固定資産管理システム「HUE Asset」が新リース会計基準に準拠、不動産契約もオンバランスで計上)。
図1:新リース会計基準による、会計と税務で処理が異なる「税会不一致」の例(出典:ワークスアプリケーションズ)拡大画像表示
2027年4月以降に始まる事業年度から、新リース会計基準が強制適用になる。この制度では、すべてのリース契約を原則オンバランス計上することが求められる。
一方、ワークスアプリケーションズは、2025年度の税制改正大綱および6月末の改正通達により、法人税におけるリース取引の税務処理は従来通りとされ、会計と税務で処理が異なる「税会不一致」が制度上確定していると説明。「こうした乖離は、税務申告の際に会計と税務の差額を調整する必要が生じるなど、企業の実務に影響を及ぼす。会計対応だけでは税務面の処理が追いつかなくなる」と指摘している。
こうした課題を解消すべく、リース期間や金額情報を会計と税務で個別に保持・管理する税務処理機能を追加した。同機能により、新旧制度の併用や段階的移行、将来的な制度改正に柔軟に対応できるようになるとしている。
同社は今後、税効果会計のスケジューリング、消費税の分割仕入税額控除、事業税の外形標準課税などへの対応を予定している。
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