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オラクル、「Oracle Database@AWS」の一般提供を米国で開始、今後、東京・大阪含む20リージョンに拡大
2025年7月11日(金)IT Leaders編集部、日川 佳三
米オラクルは2025年7月8日(米国現地時間)、「Oracle Database@AWS」の一般提供を開始したと発表した。AWS内にユーザー専用のITインフラを設置し、Oracle Databaseの利用環境を提供する。まずは、AWSの米国東部(バージニア州北部)リージョンと米国西部(オレゴン州)リージョンで提供を開始した。今後、全世界20以上のAWSリージョンに拡大する予定である。
米オラクル(Oracle)の「Oracle Database@AWS」(図1)は、Amazon Web Services(AWS)上に設置したユーザー専用のデータベースサーバー「Oracke Exadata」から提供するデータベースサービスである。
データベース管理、課金、サポートにおいて、AWSでもOracle Cloud Infrastructure(OCI)と同等の操作性/ユーザー体験を提供するとしている。オラクルはこのAWS版のほかに、「Oracle Database@Azure」と「Oracle Database@Google Cloud」を提供している。(関連記事:オラクルとAWS、「Oracle Database@AWS」を発表、AWSデータセンターでExadataを運用)。

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Oracle Database@AWSは、2024年12月に限定プレビュー版を提供し、今回、一般提供を開始した。ユーザーは、AWS MarketplaceからOracle Databaseを調達・購入する。BYOL(ユーザー所有ライセンスの持ち込み)や、割引プログラムのOracle Support Rewards(OSR)など、オラクルの既存ライセンス特典を利用できる(関連記事:オラクル、「Oracle Database@AWS」のプレビュー提供を開始、AWS上でExadataを提供)。
最初に利用可能になるのは、AWSの米国東部(バージニア州北部)と、米国西部(オレゴン州)の2リージョン。今後、東京と大阪を含む以下の20リージョンに拡大する予定である。
- カナダ(セントラル)
- フランクフルト
- ハイデラバード
- アイルランド
- ロンドン
- メルボルン
- ミラノ
- ムンバイ
- 大阪
- パリ
- サンパウロ
- ソウル
- シンガポール
- スペイン
- ストックホルム
- シドニー
- 東京
- 米国東部(オハイオ州)
- 米国西部(北カリフォルニア州)
- チューリッヒ