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古野電気、SAPシステムの運用業務に特権ID管理を導入、監査対応の品質が向上

2025年7月11日(金)IT Leaders編集部、日川 佳三

古野電気(本社:兵庫県西宮市)は、SAPシステムの運用業務に特権ID管理を導入した。米Delineaの特権ID管理ソフトウェア「Secret Server」を採用して、高権限IDを整理し、高権限IDを用いた操作内容のログを取得可能な体制を整えている。Secret Serverの導入・構築を支援するアイ・アイ・エムが2025年7月11日に発表した。

 古野電気は、SAPシステムを含む社内システムにおいて、高い権限を備えたログインIDによる操作の履歴を適切に把握することが課題だった。今回、重要なサーバーに対する操作ミスをリカバリ可能な体制を整えるとともに、SAPシステムの高権限操作を対象とした監査対応の品質を向上させるため、特権ID管理の仕組みを導入した。

 アイ・アイ・エム(IIM)が国内で提供している米Delineaの特権ID管理ソフトウェア「Secret Server」(画面1)を導入した。システム管理者は、特権IDの認証情報(ID/パスワード)を直接使って対象システムにログインするのではなく、Secret Serverで認証を受けることで、対象システムへのログイン手続きを経ずに対象システムを操作できる。

画面1:特権ID管理ソフトウェア「Secret Server」の画面例(出典:アイ・アイ・エム)
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 分散環境にも適用が可能で、Secret Server配下に分散エンジンを分散配置し、個々の分散エンジンが対象システムにログイン(SSH、RDP、各種API)する仕組みをとる。このほか、対象システムのログインパスワードを自動かつ定期的に変更する機能や対象システムの操作内容をログとして取得する機能を備えている。

 取り組みによって古野電気では、監査対応の品質が向上。監査法人から、高権限操作の記録が適切に行われているとの評価を受けたという。

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