NRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア)は2025年7月9日、セキュリティサービス「耐量子計算機暗号(PQC)への移行支援サービス」を提供開始した。ユーザー企業の情報システムで利用している従来方式の暗号をPQCに移行する。料金は個別見積もり。
NRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア)の「耐量子計算機暗号(PQC)への移行支援サービス」は、ユーザー企業の情報システムで利用している従来方式の暗号をPQCに移行するセキュリティサービスである。
図1にある、企業の典型的な課題に応えるとしている。「現在、多くの企業がデータ保護、電子署名、認証、鍵交換などの用途で暗号技術を利用している。PQCへの移行にあたっては、システムのどの部分に、どのような暗号技術を利用しているかを可視化したうえで、移行の優先度を整理する」(NRIセキュア)。
図1:耐量子計算機暗号(PQC)への移行に関する主な課題(出典:NRIセキュアテクノロジーズ)表1に示した5つのステップに沿って、PQCへの移行の検討からロードマップの策定までを支援する。
| ステップ | ステップの内容 | 各ステップで実施する支援内容 |
|---|---|---|
| ステップ1 | 移行支援キックオフ | PQCに関する最新動向を共有し、移行に向けた目的や方針を明確化する。また、移行を推進する体制の構築に向けて助言する |
| ステップ2 | 情報資産・対象システムの棚卸と選定 | PQCへの移行に向けた基礎として、情報資産の棚卸を実施する。各システムが扱う情報の重要度、保護期間、外部公開の有無などの複数の観点から、移行の要否および優先度を分類する |
| ステップ3 | 暗号技術の棚卸 | アーキテクチャ設計書や構成管理資料、現場担当者へのヒアリングなどにより、暗号技術の利用状況の全体像を把握する。自動収集ツールを使っている場合は、その結果も活用し、使っているプロトコル、暗号アルゴリズム、証明書、鍵長などを整理する |
| ステップ4 | 移行優先度の評価 | 情報の重要度、保護期間、現在の暗号方式の量子耐性、移行コストなどの複数の観点から、移行対象システムの暗号使用箇所におけるPQCへの移行の必要性と優先度を総合的に評価する |
| ステップ5 | 移行計画の策定支援 | 評価結果をもとに、各システムや暗号技術に対するPQCへの対応方針を定め、移行計画を策定する |
NRIセキュアテクノロジーズ / 耐量子暗号 / 暗号化
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