北國銀行(本店:石川県金沢市)は2021年5月3日、日本ユニシスのオープン勘定系システム「BankVision」を、パブリッククラウドのAzure上で稼働させた。フルバンキングシステムのパブリッククラウド環境での稼働は国内初という。
北國銀行は、当初の計画に沿って、日本ユニシス(現BIPROGY)のオープン勘定系システム「BankVision」を、パブリッククラウドのMicrosoft Azure上で稼働させた(関連記事:北國銀行、2021年に勘定系システムをAzure上で稼働、日本ユニシスらと導入プロジェクトを開始)。
同行は2015年1月から、勘定系システムとしてBankVisionを運用している。自行システムの全面クラウド化(パブリッククラウド化)の方針の下、周辺システムから順次、Azureへの移行を進めてきた。今回、BankVisionをAzureに移行した。
今後、北國銀行と日本ユニシスは、Azure上にデータを蓄積して活用するための基盤を構築する。銀行データと地域データを活用した地域エコシステムの実現を目指す。さらに、既存資産を生かしながらクラウドの利用メリットを最大化できるように、コンテナや PaaS技術などの活用を進める。