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NEC、ACOSメインフレーム用ストレージ新モデル「iStorage A5400」、性能1.5倍、容量4倍に強化

2026年7月24日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

NECは2026年7月24日、メインフレーム「ACOSシリーズ」用ストレージのハイエンドモデル「iStorage A5400」について販売を開始した。既存の「iStorage A5200」の後継機になる。IOPS性能を既存モデル比で約1.5倍の150万IOPSに向上させたほか、内部バス帯域を約2倍に拡大し、ホスト接続ポート数は1.5倍の最大192本に拡大した。実効容量は大容量SSDの採用により最大4倍になった。また、レプリケーション機能の強化やキャッシュメモリーの可用性向上などを施している。

 NECの「iStorage A5400」(写真1)は、メインフレーム「ACOSシリーズ」用のストレージシステムである。ハイエンドモデル「iStorage A5200」の後継機と位置づけている。CPUの刷新などにより、A5200との比較で、IOPS性能が約1.5倍の150万IOPSに向上している。

写真1:メインフレーム「ACOSシリーズ」用ストレージのハイエンドモデル「iStorage A5400」の外観(出典:NEC)
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 ストレージの内部クロスバー帯域を約2倍に拡大し、大容量データを高速に転送できるようにした。ホスト接続ポート数は128本から192本へと1.5倍になり、より多くのホストシステムと接続できるようにした。ホスト更改時に一時的に発生するストレージ側のポート不足を回避する。

 ストレージの実効容量は、大容量SSD(最大1.2TB)の採用により、最大4倍に拡大。ストレージシステム全体では最大40万4505GB(約400TB)に達している。また、アレイグループ内に2種類の異なるフォーマットの論理ディスクを混在して搭載できるようにした。

 ソフトウェア面では、リモートレプリケーション(RDR)機能を強化。セミ同期順序保証バッファ容量を最大100GBへと10倍に拡大した。ホストからの書き込み負荷が一時的に増えた場合もレプリケーションの同期状態を維持できる耐性が向上した。

 また、異なる容量の論理ディスク間でのレプリケーションを可能にし、ストレージ更改時に小容量の論理ディスクから大容量の論理ディスクへのデータ移行が容易になった。

 システム障害発生時にシステムを停止させない仕組みを強化している。キャッシュメモリーにメモリーエラーが発生した場合、従来モデルではディレクタのリブートや縮退が発生する可能性があった。新モデルでは、メモリーの不良交代処理により、これらを回避できる仕組みを実装した。また、ファームウェアのアップデート時間を約30%短縮し、保守作業時間の制約を減らしている。

 合わせて、データ保護機能を強化した。装置内の各箇所でデータ整合性をチェックするブロックガード機能は、ホストからの書き込みデータに対してブロック単位(512バイト)にチェックコードを付加し、データ転送経路のすべてで整合性を検証する。ホストインタフェースからキャッシュメモリー、内部バス、ドライブインタフェースに至るまで、データを正確に保持していることを常時確認できる。さらに、リモートレプリケーションのペア間においてもブロックガード機能が動作し、遠隔地に転送するデータの整合性を保証する。

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