電通国際情報サービス(ISID)は2021年9月14日、「SAP S/4HANA移行トータル支援サービス」の1つとして、選択したデータを段階的にS/4HANAに移行するサービスを開始すると発表した。同社とパートナー契約を結んだシンガポールcbs Corporate Business Solutions Asia Pacific(CBS)のデータ移行ツールを採用している。
電通国際情報サービス(ISID)は、選択したデータを段階的にSAP S/4HANAに移行するサービスを開始する(図1)。同社とパートナー契約を結んだシンガポールcbs Corporate Business Solutions Asia Pacific(CBS)のデータ移行ツール「CBS Enterprise Transformer for SAP S/4HANA」を用いてデータを移行する。
図1:CBSの手法を用いた選択データ移行アプローチの概要(出典:電通国際情報サービス)拡大画像表示
CBSのデータ移行ツールは、SAPアプリケーションのデータ構造を踏まえて開発したソフトウェアである。システムのダウンタイムを最小限に抑えながらS/4HANAへの移行を行えるとしている。
選択データ移行においては、システム設定に関わる部分とデータを分離した後、システム設定に関わる部分を先行して構築する。データに関わる部分は必要性を判断しながら段階的に移行する。
サービス提供の背景としてISIDは、SAP ERP Central Component(SAP ECC)6.0からS/4HANAへの移行を進める企業が増えていることを挙げている。「移行方法は従来、データや業務プロセスを単純移行するブラウンフィールド手法や、システムを一から開発し直すグリーンフィールド手法が主流だった。CBSの選択データ移行は第3の手法にあたり、業務要件に合わせて必要なデータを選択的かつ段階的に移行する」(同社)。
ISIDはこれまでも、「SAP S/4HANA移行トータル支援サービス」を軸に、企業のSAP S/4HANA移行を支援してきた。「ISIDの知見にCBSのツールとノウハウを組み合わせることで、S/4HANAへの移行に向けた最適な移行方法を提供する」としている。
SAP / S/4HANA / SAP ERP / SAP2027年問題 / 電通国際情報サービス
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