システムインテグレータは2022年6月20日、クラウド型プロジェクト管理ツール「OBPM Neo Basic Edition」に、導入支援サービスを省略してユーザー自身で導入する「セルフプラン」を追加したと発表した。同年6月1日から提供している。これまで必須だった導入支援サービス(10万円および30万円の2パターン)を省略し、初期費用なしで導入可能になった。月額利用料(税別)は最小構成の10ライセンスで月額5万円。
システムインテグレータの「OBPM Neo Basic Edition」は、クラウド型プロジェクト管理ツールである。進捗管理、工数管理、要員管理など、プロジェクト管理の主要機能を網羅する。一般的なガントチャートツールと異なり、要員や工数なども関連付けたスケジュール管理が可能である。原価管理をスコープ外にした分、部門単位で導入しやすいとしている。
プロジェクトデータを、Excelなどのファイルでなく、データベースで一元管理する。これにより、すべてのプロジェクトの健康状態を一目で確認可能としている。導入にあたっては、進捗基準、品質基準、レビューパターンなどの標準パターンをテンプレート化可能である。テンプレートによって、計画作業の工数を短縮し、プロジェクト管理を標準化できる。
ガントチャートに作業予定期間を設定し、日々実績を入力することで、プロジェクトの進捗状況を可視化できる。タスク単位に計画工数をセットすれば、実績工数との比較でタスク単位の生産性などを算出可能。全社や部門ごとのメンバーの実績工数、今後の計画工数を一元管理できるので、メンバーの負荷状況が見える。
今回、ユーザー自身で導入する「セルフプラン」を追加した。これまで必須だった導入支援サービス(10万円および30万円の2パターン)を省略し、初期費用無しで導入可能になった。月額利用料(税別)は、最小構成の10ライセンスで月額5万円である。「すぐに導入して利用したい、なるべく初期費用を抑えたい」というニーズに応える。契約から最短3日でサービス開始が可能としている。
セルフプランは、あらかじめ各種マスターに推奨値を設定しているほか、PMBOKに準拠した実践的なプロジェクトテンプレートを設定している。チュートリアルや機能マニュアルといった導入支援ツールも提供することから、ユーザー自身で早期かつ手軽にプロジェクト管理を始められる。