サテライトオフィスは2022年7月21日、Google Apps ScriptやGoogle App Engineを活用してシステムを開発するSIサービスを開始したと発表した。新規のシステム構築のほか、VisualBasic/Excel VBA/Accessなどを用いて開発した既存システムのリプレースなどを支援する。
サテライトオフィスは、グーグルの「Google Apps Script」や「Google App Engine」を活用してシステムを開発するSIサービスを開始した。
Google Apps Scriptは、スクリプト型のプログラミング言語である。Googleスプレッドシートの操作を自動化したり、簡単なWebアプリケーションを開発したりできる(図1)。Google App Engineは、各種言語(Java、PHP、Node.js、Ruby、Pythonなど)で開発したWebアプリケーションを、Google Cloudのコンテナ環境でサーバーレス型で動作させるためのサービスである。

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サテライトオフィスは、新規のシステム構築のほか、VisualBasic/Excel VBA/Accessなどを用いて開発した既存システムのリプレースなどを支援する。以下は、Google Apps Scriptを使ったシステム構築の例である。
- 既存のVisualBasic/Excel VBA/Accessで構築した社内アプリケーションと同等のアプリケーションを構築する
- 業務をWebアプリケーション化して利便性を高める
- スマートフォン/タブレットから業務を行えるようにする
- 開発したアプリケーションをGoogle Workspaceのメニューに追加する
Google Workspace APIを活用したシステムも構築する。以下のユースケースを挙げている。
- Gmailの送信/受信、メールデータの解析
- Googleカレンダーの追加/更新/削除、Googleカレンダーデータの解析
- Googleドライブ(Googleスプレッドシートなど)の追加/更新/削除
- Googleタスクの登録
- Google Workspaceのアドレス帳への登録/データ取得
- Googleチャットのチャットボット