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[IT Leaders Tech Strategy LIVE [ハイパーオートメーション]実現への道筋]
人材不足解消の鍵はノーコード活用、データ連携とAI/IoTで真のハイパーオートメーションの実現を
2024年5月20日(月)
多様な技術を駆使して一連の業務自動化を目指すハイパーオートメーション。ただし、その実践にあたっては、技術とは別次元の、IT人材不足という大きな問題が存在する。2024年4月18日に開催された「IT Leaders Tech Strategy LIVE [ハイパーオートメーション]実現への道筋─“自動化の連なり”が導く業務改革と新しい働き方」(主催:インプレス IT Leaders)のセッションに、アステリアの東海林賢史氏と小幡雅彦氏が登壇。打開策としてのノーコード開発の有効性とともに、そこで活用を見込めるツールの条件を解説した。
提供:アステリア株式会社
真のハイパーオートメーションに求められる3要件
「個々のタスク」だけでなく、AIなどの技術の力を借りつつ、複数タスクをつないだ「業務プロセス」の自動化により、一連の業務最適化、さらに業務改革を目指すハイパーオートメーション。これは言い換えれば、連携するシステムの範囲が拡大するとともに、自動化対象の業務も定型業務のみならず、より難易度の高い非定型業務にまで広がっているということである。
「そのうえで、ハイパーオートメーションを理解するためには、押さえておくべきもう1つの重要な切り口があります」と語るのはアステリア マーケティング本部 プロダクトマーケティング部 ASTERIA Warpプロダクトマネージャーの東海林賢史氏である。それが、「情報源の多様化」だ。
「技術革新を背景にIoTをはじめとする多様なデータが現場で大量に生成されるようになり、さらにAIの推論技術の進化により、例えばカメラ映像をシステムで見分けて、大量かつ高速に処理できるようになりました。非定型業務の自動化も、こうした技術革新があったからこそです。その点で言えば、『システムの範囲』と『業務の難易度』に加え、『情報源の多様さ』の3つの観点のすべてを満たす自動化こそ、真のハイパーオートメーション(図1)と呼ぶことができるのです」(東海林氏)
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IT人材不足の中での開発の切り札が“ノーコード”
真のハイパーオートメーションにおける3つの観点は、それぞれ異なる技術を用いることで実現されるという。まず「システムの範囲」では、業務間をつなぐための「システム間連携・データ連携」、次の「業務の難易度」は、非定型データを活用するための「生成AI」、最後の「情報の多様さ」では、多様なデータを収集・統合して運用するための「推論AIやIoT(センサー、カメラ)」が主要技術となる。
ただし、それらを駆使したハイパーオートメーションの実現には、深刻な課題が残されていると東海林氏は指摘する。
「業務自動化には各種システムが不可欠となりますが、既存のクラウドサービスやソフトウェアが必ずしも自社業務にマッチしているとは限りません。必然的に自社業務に合致させるための開発作業が生じますが、そのためのIT人材が現状、多くの企業で絶対的に不足していることは情報通信白書などからも明らかです」(東海林氏)
新たに採用したくとも人材がおらず、とはいえ人材を育てようにも少なからぬ時間を要す。このままでは手をこまねくだけで時間だけが過ぎていく一方だ。
その中での現実的な“策”として東海林氏が推奨するのが、専門知識が少ない人材でもコードを記述することなく開発が可能なノーコード開発ツールの活用だ。東海林氏は、「ノーコードによって人材育成のハードルが劇的に下がり、それだけ早く開発に乗り出せます。IT知識がある人材もノーコードツールを利用することで、開発生産性を高めることが可能です」と笑顔で語る。
その推進に向けアステリアが提供するノーコード開発ツールが、「システムの範囲」に対応したデータ連携ツール「ASTERIA Warp」と、「情報源の多様さ」に対応したAI/IoTプラットフォームの「Gravio」である。
利便性の高さを武器にした1万社以上の導入実績
ASTERIA Warpは、ノーコードで多様なシステムやサービスを連携できるデータ連携ツールだ(図2)。
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社内のDBや表計算ソフトなどのアプリ、kintone、SAP、Salesforceなど100種類以上のシステムやクラウドサービスとの連携を容易にするアダプターが用意されており、それらと既存システム、あるいは導入予定のクラウドサービスなどを手間なく迅速に連携できる。
その特徴が、画面上にアイコンを配置して矢印でつなぐ、直感的かつシンプルな操作による容易な開発作業だ(図3)。
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コード記述は一切不要なため開発生産性も確実に高められる。REST APIによる連携にも対応。その利便性の高さからすでに1万社以上の導入実績を誇り、データ連携分野で17年連続トップシェアを獲得している。
ASTERIA Warpで各国拠点に散在していた製造情報の統合の自動化を実現したのが京セラだ。同社では各拠点でのローカルファイルによる製造情報の管理の結果としての情報の属人化と、そのことに起因するデータの不整合の問題に直面し、従来、データの整理と集約を人手で行っていた。この業務の自動化にASTERIA Warpを活用し、大量データ項目の一括変換なども含めた150本の連携プログラムをノーコードで整備することで人手作業を一掃。年間720万円相当の工数減を実現している。
また、技術者の人材派遣サービスのビーネックステクノロジーズでは、社内システムなどからRPAを使って画面操作で各種データを取得し、データ加工をASTERIA Warpで行う自動化の仕組みを新たに整備。業務を大幅に迅速化するとともに工数削減を実現している。
AI/IoT活用のソフトとハードをワン・パッケージ化
一方のGravioは、多種・多様に生み出される現場のデータに対応しており、カメラやセンサーから得られたAI/IoTデータを収集・処理し、各種システムやサービスと連携して業務の自動化と省力化、遠隔化を行うことで、業務効率化やコスト削減、品質向上につなげる製品だ(図4)。
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アステリアのAIコネクテッド事業部 マーケティング部 副部長の小幡雅彦氏は、「事前に用意された豊富な接続先とノーコードによる直感的な画面設計により、プログラミング未経験者でもAI/IoTを活用した仕組みの構築に容易に乗り出せるのが最大の特徴です」と端的に説明する。開発に必要なIoTセンサーやゲートウェイなどのハードウェアと、画像推論AIに必要な分析ソフトウェア、データ蓄積・グラフ作成を可能にするクラウドサービスもまとめたパッケージ・ソリューションとして提供され、即座に構築に乗り出せるのもポイントだという。
Gravioの活用により売り上げ向上を実現したのが化粧品メーカーのプレミア・アンチエイジングのリアル店舗だ。同社では店舗DXの一環として店内にAIカメラを配置し、来店人数や性別/年齢、商品棚ごとのアクセス回数を検知。それらデータとPOSデータとの相関関係分析を実施し品揃えや陳列方法を見直す改善施策を実施することで、閑散期でも繁忙期に匹敵するほどの売り上げ増を達成している。
また、シューズメーカーのアシックスでは、アスリート向けシューズを製作している中堅社員が中心となり、靴底の厚みを人手に代わって距離センサーで自動計測する仕組みをGravioで整備。測定のばらつきをなくし測定精度の向上とともに、靴部品のマスターデータと測定データを連携することでトレサビリティも実現した。
今後もIT人材不足の解消は望み薄だ。そうした中、ノーコードによるシステム間連携により、既存データの活用を支援するASTERIA Warpと、ノーコードによる現場のAI/IoTデータの利活用を後押しするGravioは、真のハイパーオートメーションを加速させる“両輪”として今後、さらなる広がりを見せそうだ。
●お問い合わせ先
アステリア株式会社
URL: https://jp.asteria.com/
お問い合わせフォーム: https://www.asteria.com/jp/contact/entry/
製品URL(ASTERIA Warp):https://www.asteria.com/jp/warp/
製品URL(Gravio): https://www.gravio.com/jp