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Osaka Metro、基幹システムをクラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」に移行

2024年6月27日(木)IT Leaders編集部

大阪市高速電気軌道(Osaka Metro、本社:大阪市西区)は、経営改革を支えるシステム基盤の刷新に取り組んでいる。SAPジャパンのクラウドERP「SAP S/4HANA Cloud」を採用し、同ERPを中核とするシステム構築パッケージ「RISE with SAP」を活用して構築、2024年4月より稼働している。SAPジャパンが同年6月26日に発表した。

 大阪市交通局の民営化によって、2018年に同局の鉄軌道事業を継承した大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)。グループ全体の経営管理と運営体制を合理的・戦略的なものに変革していくことを目指し、2025年度にかけてデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進している(図1)。

図1:Osaka Metroのデジタルトランスフォーメーション(出典:大阪市高速電気軌道)
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 その一環で進行しているのが、基幹業務システムの刷新プロジェクトである。意思決定に必要な情報を適時提供できるシステム基盤を構築して、業績向上に寄与するデータドリブン経営の実現を目指している。

 民営化と同時にSAP ERPを導入した同社は、その後、経営データの一元管理の強化と、将来に向けたクラウド基盤への移行を計画し、SAP ERPの後継となるクラウドERP「SAP S/4HANA Cloud Private Edition」の採用を決定した。

 構築にあたっては、同ERPを中核とするシステム構築パッケージ「RISE with SAP」を活用。業務をERPの標準プロセスと機能に合わせるFit to Standardの方針に則って推進した。その際、プロジェクトリーダーの主導で業務フローを見直し、当初想定していたアドオンを80%削減している。

 こうして開発工数とコストを抑えながら、S/4HANA Cloudへの移行を1年で完了。2024年4月より新システムが稼働している。

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