[市場動向]
日立、生成AIの論理的思考能力を高める技術を開発、強化用学習データを自動生成
2024年12月12日(木)IT Leaders編集部
日立製作所は2024年12月11日、生成AIの論理的思考能力を高める技術を開発したと発表した。論理的思考のデータセットとなる学習データを自動的に生成する基本技術で、「○○○地域での×××事業への投資は適切か?」といった高度な意思決定が必要な問いに回答できるという。
日立製作所は、生成AIの論理的思考能力を高める技術を開発した。生成AIの論理的思考能力を高めるための学習データ(論理的思考データセット)を自動で生成する基本技術で、「○○○地域での×××事業への投資は適切か?」といった高度な意思決定が必要な問いに回答できるという(図1)。
図1:論理的思考能力を強化するための学習データ(論理的思考データセット)による生成AIの追加学習の概要(出典:日立製作所)拡大画像表示
「現行の生成AIは既存知識の活用にすぐれ、定型的なタスクを支援できる。近年では、数学やプログラミングなどのより高度な課題も解けるようになった。しかし、『新規市場への進出戦略策定』や『先端技術への投資戦略策定』といった自然言語を高度に活用した論理的思考能力には課題があった」(日立)
今回開発した技術は、複雑な問題解決に必要な多段階の思考ステップや数理論理学に基づく幅広い思考パターンなどを含むデータを自動生成するもの。開発した技術の効果を現行の生成AIモデルで検証したところ、論理推論能力が平均約9%、最大30%向上し、数学およびプログラミングでも顕著な改善が得られたという(図2)。
図2:論理的思考方法を追加学習した生成AIの性能向上結果(出典:日立製作所)拡大画像表示
開発した技術は、どの生成AIにも適用が可能であり、論理的思考を追加学習で強化できる。日立は。同技術の一部を2024年12月10日~15日にカナダのバンクーバーで開催されるAI分野最高峰の国際学会「Neural Information Processing Systems(NeurIPS)」で発表する予定である。
- 業務システム 2027年4月強制適用へ待ったなし、施行迫る「新リース会計基準」対応の勘所【IT Leaders特別編集版】
- 生成AI/AIエージェント 成否のカギは「データ基盤」に─生成AI時代のデータマネジメント【IT Leaders特別編集号】
- フィジカルAI AI/ロボット─Society 5.0に向けた社会実装が広がる【DIGITAL X/IT Leaders特別編集号】
- メールセキュリティ 導入のみならず運用時の“ポリシー上げ”が肝心[DMARC導入&運用の極意]【IT Leaders特別編集号】
- ゼロトラスト戦略 ランサムウェア、AI詐欺…最新脅威に抗するデジタル免疫力を![前提のゼロトラスト、不断のサイバーハイジーン]【IT Leaders特別編集号】
-
VDIの導入コストを抑制! コストコンシャスなエンタープライズクラスの仮想デスクトップ「Parallels RAS」とは
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



